DATACOPY

DATACOPY計算コマンドは、Essbaseキューブ内のある範囲のデータ・セルを別の範囲にコピーします。

このコマンドは、元のデータ値のセットを維持し、コピーされたデータ・セットに対して変更を実行する必要がある場合に役立ちます。

通常DATACOPYは、通貨換算プロセスの一部として使用されます。

DATACOPYは、プラン・データの複数の反復を定義する必要がある場合に役立ちます。

入力を減らすために、mbrName1のメンバーによって表されるディメンションがmbrName2内に表されていない場合、デフォルトでは、mbrName1からの同じメンバーがmbrName2内に存在すると見なされて範囲が完成します。逆は当てはまりません。mbrName2内で明示的に表されるディメンションは、mbrName1内で同じディメンションの別のメンバーによって表される必要があります。

mbrName1mbrName2の両方で指定される範囲は、同じサイズである必要があります。mbrName1を構成するメンバーによって表される同じディメンションは、mbrName2内にも存在する必要があります。

構文

DATACOPY mbrName1 TO mbrName2;

パラメータ

mbrName1とmbrName2

任意の有効な単一メンバー名またはメンバーの組合せ。

ノート

  • コピーされるディメンションのサイズは、コピー先(TO)のサイズと同じである必要があります。

  • DATACOPYは、定義されたFIXコマンドのルールに従います。

  • #MISSINGブロックの作成を防ぐには、次の計算コマンドをスクリプトに追加します。

    SET COPYMISSINGBLOCK OFF;
  • このコマンドを並列計算で使用するには、SET CALCPARALLELのかわりにFIXPARALLEL...ENDFIXPARALLELを使用します。

DATACOPY Plan TO Revised_Plan;