SET COPYMISSINGBLOCK
EssbaseのSET COPYMISSINGBLOCK計算コマンドは、DATACOPY計算コマンドで、密ディメンションからのデータのコピー中に#MISSINGブロックを作成するかどうかを設定します。
この設定は、集約ストレージ・データベースには適用されません。
SET COPYMISSINGBLOCKを使用すると、DATACOPYは、密ディメンションからのデータのコピー中に#MISSINGブロックが作成されないようにできます。
密ディメンションでDATACOPYを使用すると、#MISSINGが入力されたブロックを作成できます。ほとんどのバッチ計算は既存のデータ・ブロックでのみ動作するため、これは意図的に行われる場合があります。そのため、DATACOPYを使用して、バッチ計算の前に必要なすべてのデータ・ブロックが作成されていることを確認できます。
ただし、#MISSINGブロックの作成が必要ない場合は、データベース・サイズの増加や、デフォルトの計算がすべての#MISSINGブロックにアクセスする場合などに発生する可能性のあるパフォーマンスの低下を回避できます。
構文
SET COPYMISSINGBLOCK ON | OFF
ノート
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既存の#MISSINGブロックは削除されません。
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Essbaseサーバー・ログにメッセージが追加され、ソース・データ・ブロックからコピーされているデータ・ブロックの数が示されます。スキップされた#MISSINGブロックの数も、ログに報告されます。
例
SET COPYMISSINGBLOCK OFF;
次のログ・メッセージは、SET COPYMISSINGBLOCKがOFFであることを示しています。
[Fri May 31 10:35:03 2002]Local/Test6/Test6/essexer/Info(1012574)
Datacopy command copied [1] source data blocks to [0] target data blocks
[Fri May 31 10:35:03 2002]Local/Test6/Test6/essexer/Info(1012576)
Datacopy command skipped creating [1] target data blocks with CopyMissingBlock OFF
関連項目