DATAMERGE

EssbaseDATAMERGE計算コマンドは、ある範囲のデータ・セルを現在のシナリオからベースライン・ターゲットまたは別のシナリオにマージします。このコマンドは、シナリオの操作後に、変更をコミットすることにした場合に役立ちます。

構文

DATAMERGE sourceMbrName targetMbrName [NOCALC] [SBSOURCE|SBTARGET];

パラメータ

sourceMbrName

単一のサンドボックス・メンバー名またはメンバーの組合せ。

targetMbrName

単一のサンドボックス・メンバー名。

NOCALC

セルのステータスがINPUTまたはLOADのセルのみをマージする必要があることを示すキーワード。

SBSOURCEまたはSBTARGET

マージ・プリファレンスを示すキーワードは、次のとおりです。

  • SBSOURCE: デフォルト。マージ・ソースとマージ・ターゲットの値が異なる場合、ソース値をターゲットに適用します。
  • SBTARGET: マージ・ソースとマージ・ターゲットの値が異なる場合、ターゲット値をソースに適用します。

ノート

  • このコマンドの使用は、シナリオ・モデリング用にキューブを作成してプロビジョニングしたことを前提とします。
  • マージ・プロセスは、ソース内のすべての非欠落セルを繰り返し処理し、セルをターゲットにコピーする必要があるかどうかを確認します。この決定は、オプションのSOURCE | TARGETキーワード(SOURCEがデフォルト)の値によって異なります。セルをマージする必要がある場合、Essbaseは、セルの値、トランザクションID、ステータスをソースからターゲットにコピーし、セルのステータスをMERGEDに更新します。

Fix(@Relative(Colas,0))
DATAMERGE sb1->2016 sb2 NOCALC SBTARGET;
EndFix