@GENMBRS
Essbaseの@GENMBRS計算関数は、特定の世代のディメンション・メンバーを返します。
この関数は、指定されたディメンション内の、指定された世代番号または世代名を持つすべてのメンバーを返します。
構文
@GENMBRS (dimName,genName|genNum)
ノート
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genNameパラメータに名前を指定すると、Essbaseは、指定したディメンション内でその名前の世代を検索します。
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genNameパラメータに数値(2など)を指定すると、Essbaseは、まず数値文字列名の世代を検索します。その数値名を持つ世代名が存在しない場合、Essbaseは、パラメータが有効な世代番号であるかどうかを確認します。計算の実行後、アプリケーション・イベント・ログを確認し、正しいメンバーが計算されたことを確認します。
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世代0は有効な世代番号ではありません。世代番号は1から始まります。
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genNameパラメータに一時変数を指定した場合、Essbaseは変数の値を認識しません。アウトライン内で、一時変数と同じ名前の世代名を検索します。
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世代、および世代名の定義の詳細は、ディメンションとメンバーの関係を参照してください。
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Essbaseは、生成されたメンバーのリストを昇順でソートします。例としてSample Basicを使用すると、
@GENMBRS(Product,2)
を指定した場合、Essbaseは100、200、300、400、Dietをこの順序で返します。@GENMBRSメンバー・セット関数を特定の予測関数および統計関数とともに使用する場合は、この順序を考慮することが重要です。
例
Sample Basicデータベースの場合:
@GENMBRS(Year,Month)
@GENMBRS(Year,3)
Yearディメンションの世代3の名前はMonthであるため、どちらも次のメンバーを返します。
Jan、Feb、Mar、Apr、May、Jun、Jul、Aug、Sep、Oct、Nov、
Dec
(この順序)。
次の例では、Budgetと、世代名がStateのMarketディメンションのメンバーの1つの組合せを持つメンバーに計算を制限します。
FIX(Budget,@GENMBRS(Market,State))
CALC DIM (Year,Measures);
ENDFIX
関連項目