@LEVMBRS
Essbaseの@LEVMBRS計算関数は、指定されたディメンションおよびレベルのメンバーを返します。
構文
@LEVMBRS (dimName, levName|levNum)
ノート
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levNameパラメータに名前を指定すると、Essbaseは、指定したディメンション内でその名前のレベルを検索します。
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levNameパラメータに数値(2など)を指定すると、Essbaseは、まず数値文字列名のレベルを検索します。その名前のレベル名が存在しない場合、Essbaseは、パラメータが有効なレベル番号であるかどうかを確認します。
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levNameパラメータに一時変数を指定した場合、Essbaseは、変数の値を認識しません。アウトラインで、一時変数と同じ名前のレベル名を探します。
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レベルとレベル名の定義の詳細は、世代とレベルを参照してください。
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Essbaseは、生成されたメンバーのリストを昇順でソートします。例としてSample Basicを使用すると、
@LEVMBRS(Product,1)
を指定した場合、Essbaseは100、200、300、400、Dietをこの順序で返します。@LEVMBRSを特定の予測関数および統計関数とともに使用する場合は、この順序を考慮することが重要です。 -
レベル番号に負の数を使用すると、構文エラーは示されませんが、計算は失敗し、エラー・メッセージが表示されます。
例
Sample Basicキューブの場合:
@LEVMBRS(Measures,"Profit and Loss")
@LEVMBRS(Measures,0)
Measuresディメンションのレベル0の名前がProfitとLossの場合、両方とも次のメンバーを返します。
Sales、COGS、Marketing、Payroll、Misc、Opening Inventory、Additions、Ending Inventory、Margin %、Profit %、Profit per Ounceをこの順序で返します。
@LEVMBRS(Scenario,0)
Actual、Budget、Variance、Variance %を返します。
次の例では、Budgetと、レベル名が"State"のMarketディメンションのメンバーの1つの組合せを持つメンバーに計算を制限します。
FIX (Budget,@LEVMBRS(Market,State))
CALC DIM (Year,Measures);
ENDFIX
関連項目