@LIKE

Essbaseの@LIKE計算関数は、指定されたパターンに一致するメンバー名のメンバー・セットを返します。

この関数は、一意の重複した名前のアウトラインで使用できます。

構文

@LIKE(pattern, topMbrinHierarchy, [escChar])

パラメータ

pattern

単一のワイルドカード文字を含む、アウトラインのメンバーと比較するための次の文字パターン。

  • %: パーセント記号を使用すると、任意の長さ(長さゼロを含む)の文字列を照合できます。

  • _: アンダースコアを使用すると、メンバー名の1文字を照合できます。

topMbrinHierarchy

メンバー検索のベースにする完全修飾メンバー名。指定したメンバーとその別名、およびそのすべての子孫が検索に含まれます。

アウトライン全体を検索するには、このパラメータに空の文字列("")を指定します。たとえば、@LIKE("100%", "")です。

escChar

オプション: ワイルドカード文字がメンバー名内に存在する場合に使用する1バイト長のエスケープ文字。

エスケープ文字を指定しない場合は、円記号(\)が想定されます。

次の例は、次の重複名アウトラインに基づきます。

Product
   100
      100–10
         100–10–10
      100–20
      100–30
   200
      200–10
      200–20
      200–30
   300
      300–10
      300–20
   Diet
      100–10
         100–10–11
      200–10
      300–10
   Bottle
      200–10
      300–20
@LIKE("100%", "Product")

100、100-10、100-20、100-30の各メンバーを返します。

@LIKE("30_", "Product")

メンバー300を返します。

@LIKE("200\_", "Product", "\") 

メンバー200に200_10 (アンダースコア_に注意)、200-20 (ダッシュ-に注意)、200_30、200-40という名前の子がある場合、アンダースコアが名前に含まれるハンバー200_10と200_30が返されます。