MDXキューブ仕様

MDXキューブ仕様は、問合せ中のEssbaseデータベースの名前を示します。

キューブ仕様を使用して、問合せの送信先のデータベースに名前を付けます。キューブ仕様は、FROMキーワードと、それに続くアプリケーション名とデータベース名を示す区切り識別子または非区切り識別子で構成されます。

最初の識別子はアプリケーション名であり、2番目の識別子はデータベース名である必要があります。たとえば、次のすべてが有効な識別子です。

  • Sample.Basic

  • [Sample.Basic]

  • [Sample].[Basic]

  • 'Sample'.'Basic'

構文

[FROM [<cube_specification>]]

 <cube_specification> ::= 
        '['<ident_or_string>.<ident_or_string>']'
        |<delim_ident>.<delim_ident>

  <delim_ident> ::= 
         '[' <ident> ']' 
         |<ident_or_string>

   <ident_or_string> ::=  
         '<ident>' 
         |<ident>

ノート

[FROM [<cube_specification>]]が問合せから省略された場合、現在のデータベース・コンテキストを使用するとみなされます。

Sample.Basicは、次の架空の問合せのキューブ仕様です。

SELECT
...
FROM Sample.Basic