@RANGEFIRSTVAL
Essbaseの@RANGEFIRSTVAL計算関数は、メンバー範囲で、最初のパラメータに指定された空の値型をすべてスキップした後の最初のデータ値を返します。
構文
@RANGEFIRSTVAL(SKIPNONE | SKIPMISSING | SKIPZERO | SKIPBOTH, mbrList)
パラメータ
ノート
mbrListに最初の引数で指定した基準に一致する値が含まれていない場合、この関数は#MISSINGを返します。
例1
次の例では、Sample.Basicキューブに基づいて、メンバーJan、Feb、Marの値を順次検索したときに見つかった最初の#MISSING以外の値を返します:
@RANGEFIRSTVAL(SKIPMISSING, @CHILDREN("Qtr1"));
または
@RANGEFIRSTVAL(SKIPMISSING, "Jan":"Mar");
または
@RANGEFIRSTVAL(SKIPMISSING, ("Jan","Feb","Mar"))
例2
メンバーJanには子がないため、#MISSINGが返されます:
@RANGEFIRSTVAL(SKIPZERO, @CHILDREN("Jan"));
例3
次の例では、アウトライン順序を使用して、Qtr1から最初の#MISSING
以外およびゼロ以外のActualの値を返します。すべての月にデータがあるため、Janの値が返されます:
@RANGEFIRSTVAL(SKIPBOTH, @CHILDREN("Qtr1"));
例4
次の例では、mbrListで指定した順序を使用して、指定した月のリストから最初の#MISSING
以外かつゼロ以外のActualの値を返します。すべての月にデータがあるため、Febの値が返されます:
@RANGEFIRSTVAL (SKIPBOTH, (Actual->Feb, Actual->Mar, Actual->Jan ))
関連項目