SET DATAIMPORTIGNORETIMESTAMP

Essbaseデータベースからエクスポートされたバイナリ・データをインポートする際、Essbaseでは通常、アウトライン・タイムスタンプがインポート・ファイルのものと比較されます。SET DATAIMPORTIGNORETIMESTAMP計算コマンドを使用すると、タイムスタンプの比較をバイパスできます。

構文

この計算コマンドは、Essbaseデータベースからエクスポートされたバイナリ・データをインポートするとき、時間データのエクスポート時に取得されたアウトライン・タイムスタンプを無視するかどうかを指定します。

注意:

確認をバイパスすると、間違ったファイルをインポートする可能性があります。

SET DATAIMPORTIGNORETIMESTAMP ON|OFF;

パラメータ

ON

アウトライン・タイムスタンプは無視します。

OFF

デフォルト。アウトライン・タイムスタンプを確認します。

ノート

DATAEXPORT "Binfile"コマンドは、バイナリ・エクスポート・ファイルを作成するときにアウトライン・タイムスタンプをキャプチャします。デフォルトでは、ファイルがインポートされると、Essbaseはインポート・ファイルのタイムスタンプを既存の外部タイムスタンプと照合して、正しいインポート・ファイルが読み取られるようにします。SET DATAIMPORTIGNORETIMESTAMPを使用して、タイムスタンプの確認をバイパスできます。

注意:

確認をバイパスすると、間違ったファイルをインポートする可能性があります。

SET DATAIMPORTIGNORETIMESTAMP ON;
DATAIMPORTBIN e:january\basic.bin

アウトライン・タイムスタンプとインポート・ファイルのタイムスタンプの比較を無視し、バイナリ・エクスポート・ファイルを計算スクリプトが実行されているデータベースにインポートすることを指定します。