SET UPDATECALC

EssbaseSET UPDATECALC計算コマンドは、インテリジェント計算をオンまたはオフにします。

構文

SET UPDATECALC ON | OFF;

パラメータ

ON

Essbaseは、ダーティとしてマークされたブロックのみを計算します(「説明」を参照)。ダーティ・ブロックには、更新されたブロックとその依存する親が含まれます(「ノート」を参照)。

デフォルト設定は「オン」です。このデフォルトは、UPDATECALC TRUE | FALSE構成プロパティを使用して変更できます。

OFF

Essbaseは、そのブロックが更新されているかどうかに関係なく、すべてのデータ・ブロックを計算します。

ノート

  • インテリジェント計算を使用して、Essbaseは、更新されたデータ・ブロックとその依存する親などのダーティ・ブロックのみを計算します。したがって、計算が非常に効率的になります。

  • データベース内のすべてのデータ・ブロックは、クリーンまたはダーティとしてマークされます。データ・ブロックがクリーンな場合、Essbaseは、ブロックを再計算する必要がないことを認識しています。

  • デフォルトでは、データベースの完全な計算後はすべてのデータ・ブロックがクリーンとしてマークされますが、データベースの部分的な計算後はマークされません。必要に応じて、計算スクリプトのSET CLEARUPDATESTATUSコマンドを使用して、このデフォルトの動作を変更できます。

  • ブロックがダーティとしてマークされる理由はいくつか考えられます。インテリジェント計算とクリーン・ブロックとダーティ・ブロックについては、インテリジェント計算についてを参照してください。

SET UPDATECALC ON;

SET UPDATECALC OFF;