オフライン編集用のロード・ルールのエクスポート
Essbaseディメンション構築ルールまたはデータ・ロード・ルールをJSON形式にエクスポートすると、オフラインで、またはREST APIを使用して、詳細オプションを表示し編集できます。
このJSONはディメンションとフィールドに構造化されていて、構築方法など定義されているロード・ルールのすべての設定が示されます。このJSONは編集してからキューブ・ディレクトリに再インポートすることで、その変更内容をディメンション構築またはデータ・ロードに適用できます。
タスクの説明
ルール・ファイルをJSONにエクスポートして、その形式を表示します。前提条件: まず、アプリケーション・ワークブックのギャラリからSample.Basicキューブをインポートします。
この演習では、Sample.BasicのProductディメンションに対するディメンション構築ルールのJSON形式を確認します。
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「アプリケーション」ページで、アプリケーション(Sample)を展開します。
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キューブ名(Basic)の右側にある「アクション」メニューから、インスペクタを起動します。
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「スクリプト」タブを選択して、「ルール」をクリックします。
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「アクション」メニューから、Dim_Productの右側にある「エクスポート」を選択して、ローカル・ディレクトリに
Dim_Product.json
を保存します。 -
テキスト・エディタを使用して、Productディメンション・ルールの設定詳細を調べます。
JSONに対応している高度なエディタを使用すると、次に示すようにメインのセクションを縮小して、このJSON形式のルール・ファイルの全体的な構造を観察できます。
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dimensionsセクションには、ルールで定義されているディメンション設定と一致するキー/値のペアが含まれています。
たとえば、次のProductディメンションの一般設定について、JSONファイルでの表現を確認できます。
ノート:
所定の設定値として「既存」が指定されている場合は、ルールの設計者が、その設定の優先度を変更しない(デフォルトを維持する)ように指定したことを示します。 -
fieldsセクションは、ルール内のフィールドごとに繰り返され、各フィールドに対してルールで定義されている設定と一致するキー/値のペアが含まれています。
たとえば、次のProductディメンションのフィールド1に対するフィールド・プロパティについて、JSONファイルでの表現を確認できます。
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dataSourceセクションには、ルール定義の「ソース・プロパティ」領域に示されるすべての設定が含まれています。
たとえば、JSONファイルには、「一般」のプロパティと、ルールで定義されている「ファイル」または「SQL」のどちらかのプロパティが含まれます。
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キー/ペア"studio" : trueは、これが標準タイプではなく索引ベースのルールであることを示しています。索引ベースのルールは、BPMルールと呼ばれることもあります。これには、各種の検証要件があります。この種のディメンション構築ルールの詳細は、「新しいディメンション構築ルールの作成」を参照してください。
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