非定数値

疎ディメンションの、データ・ブロックが存在しないメンバーに定数以外のものを割り当てた場合、Essbaseで等式にブロックを作成することが可能でないかぎり、新しいブロックは作成されません。デフォルトでは、ブロック・ストレージ・キューブでは「等式によるブロックの作成」は無効です。

たとえば、計算を実行する前に存在しなかったWestのブロックを作成するには、次の式で「等式によるブロックの作成」を有効にする必要があります:

West = California + 120;

ノート:

データベースに対して「等式にブロックを作成」が無効で、かつ等式の左辺または右辺にメンバーのデータ・ブロックが存在する場合は、式によって結果が生成されます。

「等式によるブロックの作成」をデータベース・レベルで設定として有効にして、ブロックが常に作成されるようにすることも、SET CREATEBLOCKONEQ計算コマンドを使用して計算スクリプト内でブロック作成を制御することもできます。

アプリケーション・レベルまたはデータベース・レベルで「等式によるブロックの作成」が有効になっていると、不要なブロックが作成されて、計算のパフォーマンスに悪影響を及ぼす場合があります。したがって、計算スクリプト・レベルでブロック作成を制御することをお薦めします。「疎ディメンションのメンバーに割り当てられる非定数値」を参照してください。

ブロック・ストレージ・キューブのすべての計算スクリプトに対して「等式によるブロックの作成」を有効にするには、alter databaseMaxL文をenable create_blocks句とともに使用できます。