ロード・ルールを介したメンバーの一意な識別

Essbaseの重複するメンバーのアウトライン階層が正しく構築されるようにするには、ソース・データで修飾メンバー名を使用するか、ディメンション構築ロード・ルールを使用して、ソース・データのフィールドから修飾メンバー名を作成する必要があります。

多くの場合、参照メソッドとフィールドの配置によってEssbaseに十分な情報が提供されており、重複メンバーのアウトラインでデータソース列をメンバーにマッピングできます。重複するメンバーのアウトラインに対するディメンション構築ルールは、一意のメンバーのアウトラインに対するルールに似ています。

次の操作を行うには、修飾メンバー名に対してより複雑なルールが必要になります:

  • 親子ディメンション構築: 親子の構築方法では、親と子の2つのフィールドが必要です。メンバーが重複している場合、親フィールドに修飾メンバー名を含める必要があります。重複メンバーのアウトラインにおける親子ディメンション構築では、属性の関連付けはサポートされません。属性を正しいメンバーに関連付けるには、世代参照またはレベル参照のロード・ルールを使用して関連付けを別途実行します。

  • アウトライン内の既存メンバーへの属性の関連付け: メンバーが重複している場合、属性を関連付けるフィールドに修飾メンバー名を含める必要があります。