ロード・ルールを使用した修飾メンバー名の作成

重複するメンバー名のアウトラインに構築するが、ソース・データに修飾メンバー名が含まれていない場合は、Essbaseディメンション構築ルールに静的値を追加して複数のフィールドを編集および結合し、修飾メンバー名を生成できます。

重複するメンバー名を作成する前に、アウトライン・プロパティでもそれらを有効にする必要があります。詳細は、「アウトライン内の重複するメンバー名」を参照してください。

修飾メンバー名を作成するには、大カッコとピリオドを作成するための静的値を使用して、名前を構築するために移動/結合します。たとえば、重複メンバーのディメンションにある既存の都市メンバーにpopulation属性を割り当てることができます。結合、移動および作成の操作を使用することで、修飾名を作成できます。

たとえば、次のデータ・ソース内の都市がすでにアウトラインに存在していると仮定します。これらの都市と、この4列のデータ・ソースの最終列にあるpopulation属性を関連付けます。


Central  "Kansas City"  Missouri    1070052
East     "New York"     Albany  8104079

ディメンション構築ルールを使用してこのソース・ファイルを再形成し、修飾名を作成してフィールド列を順序付けします。プレビュー・データで静的値を監視できるように、プレビュー・モードで次の変更を加えます。

  1. 前述のレコードを含むデータ・ファイルqualmbr.txtを作成します。データ・ファイルをキューブ・ディレクトリにアップロードします。

  2. 「アプリケーション」ページでアプリケーションを開き、データベース(キューブ)を開きます。

  3. 「スクリプト」タブを選択して、「ルール」をクリックします。


    「スクリプト」タブが選択され、Essbase Webインタフェースで「ルール」タイルが強調表示されています。

  4. 「作成」をクリックして、「ディメンション構築(標準)」を選択します。


    データベース・ダイアログで、「作成」ボタンが押されていて、「ディメンション構築(標準)」オプションが選択されています

  5. 「新規ルール」ダイアログで、次のように操作します。

    1. ルール名を入力します(例: qualmbr)。

    2. 「ソース・タイプ」「ファイル」を選択し、「カタログ」をクリックし、qualmbr.txtに移動します。

    3. 「ヘッダー・レコード番号」および「ディメンション構築レコード番号」フィールドは0のままにします。

    4. 「デリミタ」の値を「カンマ」から「タブ」に変更します。

    5. 「続行」をクリックします。

  6. 「作成」→「静的値による」を4回使用して、次のテキスト要素ごとに1つのフィールドを作成します:

    • [

    • ].[

    • ].[

    • ]

  7. 「移動」操作を使用して、フィールドを次の順に移動します。


    ディメンション構築ルールの静的フィールド値。フィールド1:

  8. 「結合」操作を使用して、要素を2つのフィールドにします:


    ディメンション構築ルールの静的フィールド値。フィールド1:

  9. フィールド・タイプを設定します。


    ディメンション構築ルールで行われるフィールドの選択は、フィールド1: 「市場」→「親」です。フィールド2: 「市場」→「子」

  10. 「ディメンション」をクリックし、構築方法を定義します。前述の例では、「親子」方法が機能します。

  11. その他のディメンション構築の操作手順を確認します。「一意」設定が「重複」または「既存」であることを確認します。

  12. ルールを検証してから、保存して閉じます。エラーがある場合は、「有効なディメンション構築ルール・ファイルの要件」を参照してください。

  13. ディメンション構築ジョブを実行します。