ファイル・デリミタの設定

ロード・ルールの定義時には、最初のタスクの1つとして、デリミタが適切に設定されているかどうかを確認します。ファイル・デリミタとは、ファイル・データ・ソースのフィールドを分割するために使用する文字のことです。ルール・エディタでプレビューを作成するときに、Essbaseはデリミタの検出を試行します。

ノート:

SQLデータの場合は、ファイル・デリミタを設定する必要がありません。

次に、カンマ区切りソースの例を示します。

","Year","X","","年","年","Год","Jahr"
"Year","Qtr1","X","Quarter1","第一季","第一四半期","Квартал 1","1. Quartal"
"Qtr1","Jan","","January","一月","1月","Январь","Januar"
"Qtr1","Feb","","February","二月","2月","Февраль","Februar"
"Qtr1","Mar","","March","三月","3月","Март","März"
"Year","Qtr2","X","Quarter2","第二季","第二四半期","Квартал 2","2. Quartal"
"Qtr2","Apr","","April","四月","4月","Апрель","April"
"Qtr2","May","","May","五月","5月","Май","Mai"
"Qtr2","Jun","","Jun","六月","6月","Июнь","Juni"
"Year","Qtr3","X","Quarter3","第三季","第三四半期","Квартал 3","3. Quartal"
"Qtr3","Jul","","July","七月","7月","Июль","Juli"
"Qtr3","Aug","","August","八月","8月","Август","August"
"Qtr3","Sep","","September","九月","9月","Сентябрь","September"
"Year","Qtr4","X","Quarter4","第四季","第四四半期","Квартал 4","4. Quartal"
"Qtr4","Oct","","October","十月","10月","Октябрь","Oktober"
"Qtr4","Nov","","November","十一月","11月","Ноябрь","November"
"Qtr4","Dec","","December","十二月","12月","Декабрь","Dezember"

次に、タブ区切りソースの例を示します。

ProductSKU	California	Oregon	Washington	Utah	Nevada
100-20	-1587	338	231	398	86
200-20	2685	1086	579	496	167
300-30	1328	288	1217	413	362

Essbase Webインタフェースでロード・ルールを設計または編集するときにソース・ファイル・デリミタを設定するには、

  1. 「ソース・プロパティ」に移動トし、「ファイル・プロパティ」タブを選択します。

  2. ファイル・デリミタとして、カンマ、タブ、空白またはカスタム値を設定します。有効なカスタム値は、標準ASCII文字セットのうち番号が0から127までの任意の文字です。


    ルール・ファイル・ソースのプロパティ・ダイアログ(ソースがファイルの場合)。選択したファイル・タイプは「区切り」で、デリミタの選択は「タブ」です。その他のオプションは、「カンマ」、「空白」および「カスタム」です。

キューブのデプロイメント前に、アプリケーション・ワークブックでデリミタを設定する際には、ディメンション・ワークシートの定義にあるデフォルトを受容することも変更することもできます。


定義が含まれているYearディメンション・ワークシート。デリミタはカンマです。