ルールの検証
Essbaseでは、ディメンション構築ルールおよびデータ・ロード・ルールが検証されて、ルール内のすべてのメンバーとディメンションがそれに関連するキューブ・アウトラインにマップされているかどうかがチェックされます。ロード・ルールが有効であるかどうかを確認するために必要なことを説明します。
検証では、データ・ソースが適切にロードされるかどうかは確認できません。
検証するには、ルール・エディタで「確認」をクリックします。
ルールが正しい場合は、データ・ロードまたはディメンション構築を実行できます。
ルールが不正な場合は、ルール・タイプごとに該当するトピックを参照してください。
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データ・ロード: 有効なデータ・ロード・ルール・ファイルの要件
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ディメンション構築: 有効なディメンション構築ルール・ファイルの要件
有効なデータ・ロード・ルール・ファイルの要件
データ・ロード・ルール・ファイルを検証する場合、次のすべての質問に対する回答が「はい」である必要があります。
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ルール・ファイルが正しいアウトラインに関連付けられていますか。
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データソースの各レコードには、各ディメンションのメンバーが1つのみ含まれていますか。
「データ・ソース内のアイテム」を参照してください。
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すべてのメンバー名およびディメンション名のスペルは正しいですか。
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スペース、数字またはファイル・デリミタが含まれているすべてのメンバーは、引用符で囲まれていますか。ソースに余分なデリミタはありますか。
有効なメンバー・フィールドを参照してください。
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各データ・フィールドのマップ先メンバーは、ルール・ファイル内で正しいスペルで記述されていますか。
フィールド名の変更を参照してください。
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ファイル・デリミタは正しく配置されていますか。
「有効なデリミタ」を参照してください。
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フィールド名のメンバーは、有効なメンバーですか。
「フィールドのマッピング」を参照してください。
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ディメンション名は、フィールド名やヘッダーなどで使用されずに、1つのフィールドのみで使用されていますか。
単一のデータ値は、1セットのメンバーに対してのみマップできます。
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1つのフィールドのみが、データ・フィールドとして定義されていますか。
データ・フィールドとしての列の定義を参照してください。
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関連付けられたアウトラインで、UDAが符号の反転のために使用されていますか。
フィールド符号の反転を参照してください。
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ルールでヘッダーを使用する場合、そのヘッダーには、アウトラインのディメンションに存在している有効なメンバーのみが含まれていますか。
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フィールド名には、アウトラインのディメンションに存在している有効なメンバーへの参照のみが含まれていますか。
有効なディメンション構築ルール・ファイルの要件
ディメンション構築ルール・ファイルを検証する場合、次のすべての質問に対する回答が「はい」である必要があります。
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ルール・ファイルが正しいアウトラインに関連付けられていますか。
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すべてのメンバー名およびディメンション名のスペルは正しいですか。
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スペース、数字またはファイル・デリミタが含まれているすべてのメンバーは、引用符で囲まれていますか。ソースに余分なデリミタはありますか。
有効なメンバー・フィールドを参照してください。
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参照番号が連続していますか。
「ディメンション構築のフィールド・タイプ情報の設定」を参照してください。
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繰返しの世代は存在しませんか。すべての世代が1以上の値に設定されていますか(0は許容されません)。世代はスキップできません(世代2と世代4が存在している場合は、世代3が必ず存在しています)。標準ルールの場合は、順序どおりになっている必要もあります。
「ディメンション構築のフィールド・タイプ情報の設定」を参照してください。
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各フィールド・タイプは、構築方法に対して有効ですか。
ディメンション構築のフィールド・タイプ情報の設定 -
すべてのフィールドの順序は正しいですか。
「ディメンション構築のフィールド・タイプ情報の設定」を参照してください。
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それぞれの子フィールドに、親フィールドがありますか。
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すべてのディメンション名が、アウトラインまたはルール・ファイルに存在しますか。
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ルール・ファイルのヘッダー・レコードおよびデータソースのヘッダー・レコードの両方に指定されているディメンションはありますか。
ディメンションは、ルール・ファイルのヘッダーかデータソースのヘッダーのいずれかに指定できますが、両方には指定できません。
「ヘッダー・レコードの処理」を参照してください。