11g LCMエクスポート・ユーティリティのオプション

11g LCMエクスポート・ユーティリティを使用してEssbase 11g On-Premiseからエクスポートする場合には、次のオプションがあります。

構文

EssbaseLCM.bat|.sh export -server essbasehost:port -user username -password password -application
      appname -zipfile zipfilename [-nodata] [-include-server-level] [-converttoutf8] [-forceutf8]
      [-generateartifactlist] [-exportepmroles] [-allApp] [-exportdata]
          [-cube] [-filetype] [-partitions] [-filters]

ノート

  • エクスポート時に-converttoutf8オプションを指定すると、Essbase 11g On-Premiseのブロック・ストレージ・アプリケーションをUnicodeに自動変換してから、.zipファイルにエクスポートできます。これにより、ソースのブロック・ストレージ・アプリケーションがUnicodeに変換される点に注意してください。このオプションを指定する前に、バックアップを実行するようにお薦めします。

  • オプションや引数は任意の順序で指定できます。

  • パスワードを要求する場合、-passwordオプションを指定しないでください。

  • アプリケーション・データのエクスポートをスキップするには、オプションの引数-nodataを指定します。デフォルトでは、すべてのアプリケーション・データがエクスポートされます。

コマンドのオプションと説明

オプション 説明
-server <essbasehost:port> サーバーのホスト名とポート番号
-user <username> サーバーのユーザー名。
-password <password> サーバーのパスワード。パスワードを求めるプロンプトを表示する場合は、スキップします。
-application <appname> バックアップするアプリケーションの名前

-zipfile zipfilename

オプション。バックアップ・ファイルを含む圧縮ファイルの名前。
-nodata オプション。バックアップにデータを含めません。
-overwrite オプション。既存のバックアップ・ファイルを上書きします。
-converttoutf8

(オプション)ブロック・ストレージ・アプリケーションをUnicodeに変換します。「Y」と入力して確認するよう求めるプロンプトが表示されます。

-forceutf8 (オプション)-converttoutf8と同じですが、プロンプトは表示されません。自動スクリプトで使用できます。
-exportepmroles (オプション) Enterprise Performance Management (EPM)ソースからEssbaseのロールをエクスポートします。
-generateartifactlist オプション。エクスポートしたアーティファクトをすべて示すリストが含まれているテキスト・ファイルを生成します。このテキスト・ファイルを使用してアーティファクトのインポートを管理できます。たとえば、リスト内のアーティファクトの順番を並び替えて、インポートされる順番を制御できます。リスト内の項目を削除するかコメント・アウトすることで、一部のアーティファクトのインポートをスキップできます。
-include-server-level (オプション)サーバーレベルの置換変数やサーバーレベルのロールといった、サーバーレベルのアーティファクトを含めます。システム管理者ロールが必要になります。
-allApp オプション(大文字と小文字が区別される)。-applicationのかわりに使用した場合、すべてのアプリケーションが単一のzipファイルにエクスポートされます。lcmimportは、単一アプリケーションのzipファイルまたは複数アプリケーションのzipファイルを受け入れることができます。
-exportdata オプション。データのみをエクスポートします。
-cube オプション。単一のキューブをエクスポートします。このオプションは、データ、特定のタイプのファイル、パーティションまたはフィルタのみをエクスポートするオプションとともに指定できます。
-filetype

オプション。指定されたタイプのファイルのみをエクスポートします。サポートされているファイル・タイプには、OTL (アウトライン)、TXT (テキスト)、RUL (ルール)、CSC (計算スクリプト)、DTR (ドリルスルー・レポート定義)およびExcelがあります(.xlsファイルのみがエクスポートされます。.xlsxファイルはエクスポートされません)。

-partitions

オプション。パーティション定義のみをエクスポートします。

ライフサイクル管理(LCM)のインポート操作(および移行ユーティリティのインポート)は、フェデレーテッド・パーティションの移行ではサポートされていません。フェデレーテッド・パーティションは、ターゲットで手動で再作成する必要があります。

-filters オプション。セキュリティ・フィルタのみをエクスポートします。