Essbaseスキーマのリポジトリ・データベースとしてのMicrosoft SQL Serverの構成
Microsoft SQL ServerをEssbaseリポジトリ(RCU)スキーマのデータベースとして使用するには、大/小文字を区別する照合を使用し、READ_COMMITTED_SNAPSHOTをONに設定する必要があります。
メタデータ・サービス・スキーマ(MDS)、OPSSおよびWebLogic (WLS)スキーマを含むデータベースEssbaseスキーマとしてMicrosoft SQL Serverを使用する場合、次のデータベース構成ノートが適用されます。
- 
                     SQL Serverでメタデータ・リポジトリを作成するには、ホスト・データベースのREAD_COMMITTED_SNAPSHOTをONに設定します。これにより、必要な行バージョニングのサポートが有効になります。次の例で示すように、次のSQLコマンドALTER DATABASEを使用します: ALTER DATABASE <DB NAME> SET READ_COMMITTED_SNAPSHOT ON
- 
                     メタデータ・リポジトリにおいて、大/小文字を区別するセマンティクスをサポートするには、大/小文字を区別する照合を使用します。たとえば、Latin1_Generalを使用する場合は、次のSQLコマンドを使用してSQL_Latin1_General_CP1_CS_AS照合を選択します: DECLARE @collate sysname SELECT @collate = convert(sysname, serverproperty('COLLATION')) IF ( charindex(N'_CI', @collate) > 0 ) BEGIN select @collate = replace(@collate, N'_CI', N'_CS') exec ('ALTER database <DB NAME> COLLATE ' + @collate) END GOノート: 前述のどちらのコード・セットでも、<DB NAME>を、ご使用のEssbaseデータベースの実際の名前に置き換える必要があります。多くの場合、このコマンドは正常に実行されます。しかしながら、このコマンドが失敗し、関数、主キー、制約またはインデックスに関するエラー・メッセージが生成される場合があります。これは、照合を認識しているオブジェクトがそのデータベースにすでに含まれている場合に発生する可能性があります。この場合、SQL Serverでは、データベース・レベルでの照合の変更は許可されません。この場合は、代替方法として、MDSで使用されることが予想される照合を使用して、新しいデータベースを作成してください。 
- 
                     OracleスキーマとSQL Serverスキーマには若干の違いがあります。特定のテキスト・フィールドの長さが、SQL Serverスキーマの場合は短くなります。たとえば、SQL Serverでのメタデータのフルパス名は400文字までに制限されています。 
- 
                     一部のWebCenterドメイン構成にはMDSスキーマは必要ありませんが、すべてのWebCenterドメインにOPSSおよびWLSスキーマが必要です。 
「メタデータ・サービス(MDS)スキーマ用のMicrosoft SQL Serverデータベースの構成」を参照してください。