EssbaseのRCUスキーマの削除

Essbaseのスキーマの削除やクリーン・アップを行うには、Fusion Middleware RCUユーティリティで「リポジトリの削除」オプションを使用して、次の手順に従います。サイレント・モードでコマンドライン方式を使用する場合は、当該の項をスキップしてこのトピックの最後の方まで進んでください。

ユーティリティを使用したスキーマの削除

  1. Fusion MiddlewareがインストールされているOracleホームの/oracle_common/binでターミナルを開きます。たとえば、/scratch/user/oracle_home/oracle_common/binのターミナルを開きます。

  2. rcuコマンドを実行して、リポジトリ作成ユーティリティを起動します。

    Linuxの例

    ./rcu

    Windowsの例

    rcu.bat
  3. 「ようこそ」ページで、「次へ」をクリックします。

  4. 「リポジトリの作成」ページで「リポジトリの削除」をクリックし、「次へ」をクリックします。

  5. 「データベース接続の詳細」で接続の詳細を入力し、「次へ」をクリックします。

  6. 「コンポーネントの選択」ページで、削除するスキーマのスキーマ接頭辞を注意深く選択します。


    リポジトリ作成ユーティリティの「コンポーネントの選択」ページ。接頭辞がSD001のEssbase RCUスキーマが削除対象として選択されます。

    「次へ」をクリックし、「OK」をクリックして確認します。

  7. 後でサイレント・スキーマを削除する可能性がある場合は、「サマリー」ページで「レスポンス・ファイルの保存」をクリックすることをお薦めします。削除されるスキーマの要約を確認し、「削除」をクリックして当該のスキーマを削除します。

  8. 完了の要約ページを確認し、「閉じる」をクリックします。

サイレント・モードを使用したスキーマの削除

サイレント・モードですべてのRCUスキーマ、接頭辞およびコンポーネントを削除する場合は、次のコマンドの構文を使用できます。connectStringは、構成中に生成される構成ログ、rcuログまたは応答ファイルで確認できます。RCUがSQLツール(SQL DeveloperやSQL Plusなど)を使用して接続されている場合は、すべてのアクティブな接続を閉じてから、RCUスキーマの削除に進んでください。

<ORACLE_HOME>/oracle_common/bin/rcu -silent -dropRepository -databaseType oracle
      -connectString myhost.example.com:1521/orcl -dbUser sys -dbRole sysdba -schemaPrefix
      ABC123 -component MDS -component WLS -component OPSS -component STB -component IAU -component IAU_APPEND
      -component IAU_VIEWER -component ESSBASE -f

RCUコンポーネントを引数として指定する方法が不明な場合は、次の構文を使用してこれらの引数をリストできます。

ORACLE_HOME/oracle_common/bin/rcu -silent -listComponents