アイデンティティ・プロバイダについて

Essbaseのユーザー管理と認証アイデンティティ・プロバイダには、次のオプションのいずれかを選択できます。

現在、EPMのお客様で、Essbaseユーザーの管理にShared Servicesを使用している場合は、引き続き使用できます。ただし、Essbase 21cを既存のEPM Foundation Servicesソフトウェアに直接統合することはできません。別個のEPM Foundation Services(サポート対象のバージョンについては、互換性マトリックスを参照)をインストールし、この新しいShared Servicesインスタンスをご使用のLDAPプロバイダに統合する必要があります。Shared Servicesに直接保管されているアプリケーションのロールやユーザー/グループは、新しいFoundation Servicesに移行し、そこで保守する必要があります。EPM Shared Services認証を参照してください。

現在、Shared Servicesを使用していない場合、または現在、Essbaseのユース・ケースのみがある場合は、デフォルトのWebLogicサービス・プロバイダを使用します。WebLogicは、多数の外部認証アイデンティティ・プロバイダと統合できます。WebLogic認証を参照してください。

表5-1 プロバイダ比較

アイデンティティ・プロバイダ ユーザーとグループ ユーザー・ロールの割当て シングル・サインオン・サポート
  • WebLogic組込みLDAP(デフォルト)。
  • 外部のLDAPまたはセキュリティ・プロバイダ。
  • ユーザーとグループは、WebLogicまたは外部セキュリティ・プロバイダで管理されます。
  • WebLogic組込みLDAP: ユーザーとグループは、Essbase WebインタフェースかREST APIを使用して作成され、管理されます。
  • 外部のLDAP/アイデンティティ・プロバイダ: ユーザーとグループは、外部プロバイダ内で直接作成され、管理されます。
Essbase WebインタフェースまたはEssbase REST API あり。WebLogic管理コンソールを使用して構成できます。Oracle HTTP Serverを使用している場合は、Oracle HTTP Server (OHS)を使用してSSOを構成できます。
EPM Shared Services
  • 組込み(ネイティブ) LDAP (デフォルト)
  • 外部のLDAP/アイデンティティ・プロバイダ
ユーザーとグループは、EPMインストールのShared Services Consoleを使用して管理されます。 Shared Services Console なし
プロバイダ・オプションの図
プロバイダ・オプションの図