コマンドライン・インタフェースを使用したアプリケーションの移行
コマンドライン・インタフェース(CLI)を使用すると、ソースのアプリケーションおよびアーティファクトをEssbaseのクラウド・デプロイメントおよびリリース間で移行できます。アプリケーションの移行にはユーティリティが使用されます。
コマンドライン・インタフェース(CLI)を使用した標準的な移行ワークフローは次のとおりです。
- ツールをダウンロードし、
lcmexport
コマンドを使用して単一または複数のアプリケーションをソースからzipファイルにエクスポートします。 lcmimport
コマンドを使用して、単一または複数のアプリケーションをzipファイルからOracle Essbaseにインポートします。
ソース・デプロイメントの元が、Oracle Identity Cloud Service Federated Securityを使用するOracle Analytics Cloud (Oracle Cloud InfrastructureまたはOracle Cloud Infrastructure Classic)である場合、次のワークフローを使用します。
- 新しいIdentity Cloud Serviceアプリケーションを作成します。Identity Cloud Service機密アプリケーションの作成を参照してください。
- Oracle Analytics Cloudで使用されているのと同じ外部セキュリティ・プロバイダを指すようにIdentity Cloud Serviceインスタンスを構成します。
- CLIをダウンロードし、lcmexportコマンドを使用して、アプリケーションをソースからzipファイルにエクスポートします。
--include-server-level
オプションを指定してサーバーレベルのロールを含めます。オプション
--application
を使用して、単一のアプリケーションをzipファイルにエクスポートします。--application
のかわりに、Essbase 21.4以降から、オプション(大文字と小文字が区別されます)--allApp
(または-aa
)を使用して、すべてのアプリケーションを単一のzipファイルにエクスポートします。--application
と--allApp
のどちらのオプションでも、ユーザーおよびグループのエクスポートはサポートされません。 - 新しいIdentity Cloud Serviceインスタンスで、ソース・インスタンスで保有していた非フェデレーテッド・ユーザー(Identity Cloud Serviceローカル・ユーザー)を手動で再作成します。CLI、MaxL、REST APIなどのツールを使用する場合、これは必要です。
- CLI lcmimportコマンドを使用すると、単一アプリケーションのzipファイルまたは複数アプリケーションのzipファイルをOracle Essbaseに対して受け入れることができます。
ソース・アプリケーションまたはデータベースとターゲット・アプリケーションまたはデータベース間でソースにパーティションが存在する場合、ターゲットのパーティションのみがファイル・システムにエクスポートされます。移行するキューブ間にパーティションがある場合は、データ・ターゲットの前にデータ・ソースをインポートする必要があります。そうしないと、パーティションの定義が復元されない可能性があります。