21.1または19.3.0.n.nバージョンからアップグレードされたターゲット・インスタンスでバックアップ・スクリプトが失敗する

バックアップ・スクリプトが失敗し、ターゲット・インスタンスでバケット情報が更新されませんでした。

バックアップの作成中に、スタックを19.3.0.0.2、19.3.0.2.3、19.3.0.3.4、19.3.0.4.5または21.1から21.5.4にアップグレードした後、バックアップ・スクリプトが失敗しました。

19.3.0.0.2または19.3.0.2.3 (既存または新規データベースで作成)か、19.3.0.3.4、19.3.0.4.5または21.1 (既存のデータベースでのみ作成)からアップグレードする場合は、次のステップを実行します。バケットの詳細がext_metadata.jsonファイルにすでに存在する場合は、次のステップをスキップします。

回避策:

  1. sshを使用してターゲット・インスタンスにログインします。
  2. 作業ディレクトリに移動し、次のファイルを作成します:
    oci compute instance get --instance-id $(oci-metadata -j | jq -r '.instance.id') --auth instance_principal | jq '.data."extended-metadata"' > ext_metadata.json
  3. ファイルext_metadata.JSONを編集して、バケット情報のJSONフィールドを追加します。次に例を示します:
    {
    ...
    ...
    ...
    "backup_bucket": {
    "id": "n/<namespace>/b/essbase_xxxx_backup",
    "name": "essbase_xxxx_backup",
    "namespace": <namespace>"},
    ...
    ...
    ...
    }

    前述のxxxxを、テナンシ内の任意のバケットのバケット詳細に置き換えます。

    ノート:

    既存のバックアップ・バケット属性がext_metadata.jsonファイルにどのように表示されるか(null、空のブロック、データベース属性の内部または外部など)に関係なく、前述の詳細をext_metadata.jsonファイルに個別の属性として追加する必要があります。
  4. ターゲット・スタックで次のコマンドを実行して、ターゲット・スタック・メタデータを更新します。
    oci compute instance update --instance-id $(oci-metadata -j | jq -r '.instance.id') --extended-metadata file://./ext_metadata.json --auth instance_principal --force