Alter Tablespace (集約ストレージ)
MaxL alter tablespace文は、Essbase集約ストレージ(ASO)データベースの表領域詳細を更新するために役立ちます。表領域はブロック・ストレージ・キューブに適用できません。ASO表領域情報を編集するために必要な最小権限は、アプリケーション・マネージャです。
表領域のリストを取得するには、display tablespaceを使用します。metadata
およびlog
表領域の場所またはサイズは変更できません。
キーワード
MaxL alter tablespaceを使用して、ASO表領域を次の方法で編集します。
- alter tablespace TABLSP-NAME add file_location …
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新しいファイルの場所を表領域に追加します。
例:
alter tablespace ASOsamp.'default' add file_location 'C:\\mytablespace';
default
表領域に対して別のファイルの場所を追加します。 - alter tablespace TABLSP-NAME alter file_location …
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指定したファイルの場所に対して、最大のファイル・サイズまたはディスク・サイズの値を変更します。
ノート:
この文で、FILE-NAMEでは大文字と小文字が区別されます。
- alter tablespace TABLSP-NAME alter file_location … set max_file_size …
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Essbaseで新しいファイルが作成される前に、データ・ファイルで到達できる最大サイズの値を指定します。
ASOカーネルが処理できる最大値は134217727MBです。これはデフォルト値でもあります。この値に到達する前にオペレーティング・システムの制限が有効になった場合、カーネルでは新しいファイルが作成されます。134217727 MBよりも大きい値を入力すると、カーネルはこの設定を無視し、ファイル・サイズを134217727 MBに制限します。
最小値は8MB (8388608b)で、入力した値はすべて次回の8MBの間隔に丸められます。
ノート:
一部のオペレーティング・システム・プラットフォームでは、最大ファイル・サイズ制限が強制される場合があります。
例:
alter tablespace ASOsamp.'default' alter file_location 'C:\\Oracle\\Middleware\\OracleHome\\essbase\\products\\Essbase\\EssbaseServer\\' set max_file_size 128mb;
default表領域の指定した場所で許可される最大ファイル・サイズを変更します。file_location文字列では大文字と小文字が区別されることに注意します。
alter tablespace ASOsamp.'default' alter file_location '\\\\ComputerName\\SharedFolder\\Resource' set max_file_size 128mb;
default表領域の指定した場所で許可される最大ファイル・サイズを変更します。file_locationの文字列はUNCを使用して指定します。
- alter tablespace TABLSP-NAME alter file_location …set max_disk_size …
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ファイルの場所に割り当てられるディスク領域の最大量の値を指定します。
ASOカーネルが処理できる最大値は4294967295MBです。これはデフォルト値でもあります。この値に到達する前にオペレーティング・システムの制限が有効になった場合、カーネルでは表領域内の別のファイルの場所が使用されます。4294967295 MBより大きい値を入力すると、カーネルでは設定を無視し、ディスク・サイズを4294967295 MBに制限します。
最小値は8MB (8388608b)で、入力した値はすべて次回の8MBの間隔に丸められます。
例:
alter tablespace ASOsamp.'default' alter file_location 'C:\\Oracle\\Middleware\\OracleHome\\essbase\\products\\Essbase\\EssbaseServer\\' set max_disk_size 128mb;
- alter tablespace TABLSP-NAME drop file_location …
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指定されたファイルの場所を表領域から削除します。ファイルの場所が削除されると、ファイルの場所内のすべてのファイルと、そのファイルを格納しているサブディレクトリが削除されます。データが格納されているファイルの場所は削除できません。表領域自体は削除できません。
ノート:
この文で、FILE-NAMEでは大文字と小文字が区別されます。
例:
alter tablespace ASOsamp.'default' drop file_location 'C:\\mytablespace';
ノート
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この文では、アプリケーションの起動が必要です。
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Windowsでは、
\\ComputerName\SharedFolder\Resource
にあるUniform Naming Convention (UNC)構文を使用して、表領域のファイルの場所を指定できます。MaxL Shellで必要なエスケープ文字を含めて、UNCのファイル名の仕様は次のようになります。'\\\\ComputerName\\SharedFolder\\Resource'