ATTRIBUTE

Essbaseレポート・ライターのATTRIBUTEコマンドは、指定した属性に関連付けられているすべての基本ディメンション・メンバーを返します。

構文

<ATTRIBUTE attMbrName

パラメータ

attrMbrName

属性ディメンションのメンバーの名前。

ノート

  • attrMbrNameが、属性ディメンションのレベル0以外のメンバーの場合、Essbaseでは、その子に関連付けられたすべての基本ディメンション・メンバーが返されます。たとえば、Sample Basicキューブで、<ATTRIBUTE Largeによって、属性の親Largeの任意の子に関連付けられているすべての基本ディメンション・メンバーが返されます。

  • ブール属性の場合、ブール・ディメンション名(Caffeinatedなど)を指定すると、Essbaseでは、Caffeinatedメンバーのいずれか(TrueまたはFalseなど)に関連付けられているすべての基本ディメンション・メンバーが返されます。どちらか一方が返されるようにするには、そのメンバー名(<ATTRIBUTE Caffeinated_Trueなど)を指定します。

  • アウトラインには、ブール、日付および数値の属性ディメンション・メンバー名が重複して含まれる場合があります。たとえば、12は製品のサイズ(オンス)の属性値であると同時に、製品の梱包単位の数を表す値である場合があります。<ATTRIBUTEコマンドで重複メンバー名を識別するには、属性のフル・ネーム(<ATTRIBUTE 12_Ouncesなど)を指定します。

<ATTRIBUTE Red

指定された属性ディメンションのメンバーRedに関連付けられている、すべての基本ディメンション・メンバーが返されます。

次のレポート・スクリプトは、ギャラリで使用できるSample Basicキューブ用に設計されています。このスクリプトでは、対応する属性ディメンションのメンバーOunces_12に関連付けられている飲料名のみが、行に返されます。

<PAGE (Market, Measures, Scenario)
       South Sales Actual

<COLUMN (Year)
<ICHILDREN Year

{OUTALTNAMES}
<ATTRIBUTE Ounces_12 

 !

このレポート・スクリプトでは、次のレポートが作成されます。


                              South Sales Actual 

                     Qtr1     Qtr2     Qtr3     Qtr4     Year 
                 ======== ======== ======== ======== ======== 

Cola                2,296    2,509    2,975    2,824   10,604 
Diet Cola           1,436    1,569    1,482    1,189    5,676 
Old Fashioned       1,686    1,625    1,773    1,840    6,924 
Sasparilla          1,862    1,938    1,830    1,921    7,551 
Diet Cream          1,241    1,255    1,378    1,593    5,467 

関連トピック