Createlocalconnection: JDBC接続の保存

Essbasecreatelocalconnection CLIコマンドは、JDBC接続を作成してローカルに保管します。このコマンドを使用するには、サービス管理者またはパワー・ユーザー・ロールが必要です。

説明

CLIのdataloadまたはdimbuildコマンドにストリーミング・オプションを指定して使用できるようにするには、サービス管理者がこのコマンドを使用してローカル接続を作成して保存する必要があります。また、環境変数EXTERNAL_CLASSPATHは、データベース・ドライバの.jarファイルを指すように設定する必要もあります(リモート・データベースからのストリーミングによるディメンションの構築およびデータのロードを参照)。

構文

createLocalConnection [-verbose] -name streamConnection -connectionstring  connectionString -user userName [-driver jdbcDriver] [-password password]
オプション 省略形 説明
-verbose -v より詳細な説明の表示
-name -N 接続名
-connectionstring -cs JDBC接続文字列。形式には、次のようにサービス名を使用できます:
jdbc:oracle:thin:@host:port/service_name

または、次のようにSIDを使用します:

jdbc:oracle:thin:@host:port:SID

前述の構文形式は、Oracle Databaseに適用されます。他のプロバイダを使用する場合の接続文字列構文のわずかな違いについては、「例」の項を参照してください。

-user -u ユーザー名
-driver -D JDBCドライバ。指定されない場合、oracle.jdbc.driver.OracleDriverのようにOracle Databaseがデフォルトとして考慮されます
-password -p パスワード(オプション)

外部のデータ・ソースとEssbaseの間にネットワーク接続がある場合、Essbase Webインタフェースでアプリケーション・レベルまたはグローバルで接続とデータソースを定義するのが最も効率的です。これらの定義は、外部ソースからデータを簡単にプルするために役立ちます。Essbaseと外部データ・ソースの間にネットワーク接続がない場合は、CLIを使用してデータ・ロードやディメンション構築を効率化できます。これには、まずコマンドを使用してローカル接続を作成し、次にstreamオプションを指定してdataloadまたはdimbuildコマンドを発行します。

ノート

リリース21.4以上に移行した後、サービス管理者は、以前のリリースでこのコマンドを使用して作成した保存済ローカル接続を再作成する必要があります。

-driverオプションとjdbcDriverパラメータが指定されない場合、Oracleデータベースがデフォルト・データベースとして想定されます。

esscs createLocalConnection -N OracleDBConnection2 -cs jdbc:oracle:thin:@host1.example.com:1521/ORCL.esscs.host1.oraclecloud.com -u OracleUser

-driverオプションとjdbcDriverパラメータが指定されない場合、Oracleデータベースがデフォルト・データベースとして想定されます。

esscs createLocalConnection -N OracleDBConnection1 -cs jdbc:oracle:thin:@myhostname01:1521:ORCL -u OracleUser -D oracle.jdbc.driver.OracleDriver

-driverオプションとjdbcDriverパラメータが指定されない場合、Oracleデータベースがデフォルト・データベースとして想定されます。

esscs createLocalConnection -N DB2conn -cs jdbc:db2://myhostname02.example.com:50000/TBC -u myDB2User -D com.ibm.db2.jcc.DB2Driver

-driverオプションとjdbcDriverパラメータが指定されない場合、Oracleデータベースがデフォルト・データベースとして想定されます。

esscs createLocalConnection -N MySQLconn -cs jdbc:mysql://myhostname03.example.com:3306/tbc -u MySQLUsr -D com.mysql.jdbc.Driver

-driverオプションとjdbcDriverパラメータが指定されない場合、Oracleデータベースがデフォルト・データベースとして想定されます。

esscs createLocalConnection -N MSSQLConn -cs jdbc:sqlserver://myhostname04.example.com:1433 -u MSSQLUsr -D com.microsoft.sqlserver.jdbc.SQLServerDriver

-driverオプションとjdbcDriverパラメータが指定されない場合、Oracleデータベースがデフォルト・データベースとして想定されます。

esscs createLocalConnection -N TeraDconn -cs jdbc:teradata://myhostname05.example.com/DBS_PORT=1025 -u TeraUsr -D com.teradata.jdbc.TeraDriver