データベースレベルのシステム・ロール
データベースレベルのシステム・ロールは、Essbaseキューブに適用可能なアクセス権限です。最小権限はアプリケーション・レベルまたはキューブ・レベルで設定でき、すべてのユーザーおよびグループに影響します。EssbaseでEPM Shared Servicesセキュリティ・モードが使用されている場合は、権限を個別のユーザーまたはグループに付与することもできます。
最小キューブ権限
データベースレベルのシステム・ロールは、Essbaseキューブに対して設定できる最小アクセス権限です。次のロールには、データベース全体のスコープがあり、最低のデータベース権限を割り当てるときに使用できます。

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no_access - キューブ(alter databaseを使用して割り当てた場合)、またはアプリケーション内のすべてのキューブ(alter applicationを使用して割り当てた場合)へのアクセス権なし。
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read - キューブ(alter databaseを使用して割り当てた場合)、またはアプリケーション内のすべてのキューブ(alter applicationを使用して割り当てた場合)への読取り専用アクセス権。読取りアクセスとは、ファイルの表示、データ値の取得およびレポート・スクリプトの実行ができることを意味します。
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write - キューブ(alter databaseを使用して割り当てた場合)、またはアプリケーション内のすべてのキューブ(alter applicationを使用して割り当てた場合)への書込みアクセス権。書込みアクセスとは、読取りアクセス権を持つことに加えて、データ値を更新できることを意味します。
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execute - キューブ(alter databaseを使用して割り当てた場合)、またはアプリケーション内のすべてのキューブ(alter applicationを使用して割り当てた場合)への計算アクセス権。計算アクセスとは、読取りと書込みアクセス権を持つことに加えて、データ値を更新できることを意味します。
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manager - キューブ(alter databaseを使用して割り当てた場合)、またはアプリケーション内のすべてのキューブ(alter applicationを使用して割り当てた場合)へのマネージャ・アクセス権。マネージャ・アクセス権とは、読取りと書込みのアクセス権があることに加え、キューブ・アウトラインを変更できることを意味します。
ユーザーおよびグループに付与可能な権限
次のデータベースレベル・システム・ロールは、EssbaseでEPM Shared Servicesセキュリティ・モードが使用されている場合のみ、ユーザーおよびグループに付与できます。

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no_access - キューブへのアクセス権なし。
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read - キューブへの読取り専用アクセス権。読取りアクセスとは、ファイルの表示、データ値の取得およびレポート・スクリプトの実行ができることを意味します。
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write - キューブへの書き込みアクセス権。書込みアクセスとは、読取りアクセス権を持つことに加えて、データ値を更新できることを意味します。
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manager - キューブへのマネージャ・アクセス権。マネージャ・アクセス権とは、読取りと書込みのアクセス権があることに加え、キューブ・アウトラインを変更できることを意味します。