Display Function
MaxL display function文は、グローバルまたはアプリケーションで使用可能なカスタム定義のEssbase計算関数(CDF)のリストを表示するために役立ちます。MaxLの表示出力で、関数の横にアプリケーション名が表示されない場合は、そのマクロはグローバルです。この文の実行に必要な最小限の権限は読取りです。
キーワード
MaxL display function文を使用して、カスタム定義関数(CDF)を次の方法で表示します。アプリケーションをロード(起動)する必要があります。
- display function [all]
-
アプリケーション・レベル(ローカル)でまたはシステム・レベル(グローバル)で登録された関数を含めて、すべてのカスタム定義の関数を表示します。
例:
display function;
- display function on system
-
システムに登録されている(グローバルな)カスタム定義の関数をすべて表示します。ローカルに定義された関数は含まれません。
例:
display function on system;
- display function on application APP-NAME
-
指定されたアプリケーションに登録された(ローカルの)カスタム定義の関数をすべて表示します。グローバルに定義された関数は含まれません。
例:
display function on application Sample;
- display function FUNC-NAME
-
カスタム定義の関数を名前で表示します。
例:
display function Sample.Basic.'@COVARIANCE';
MaxL Display Functionで返される出力列
display functionに返される列は次のとおりです:
- application
-
アプリケーション名。
- function
-
create function文のFUNC-NAMEに定義されている、登録済のカスタム定義の関数名。
- class
-
create function文のJAVACLASS.METHODで定義されている、メソッドの前のJavaクラス。
- method
-
create function文のJAVACLASS.METHODで定義されている、(クラスの最後の)Javaメソッド。
- spec
-
create function文のCALC-SPEC-STRINGで定義されている、オプションのEssbase計算構文指定の文字列。
- comment
-
create function文のCOMMENT-STRINGで定義されている文字列。
- runtime
-
値: TRUEまたはFALSE。カスタム定義の関数が、runtimeプロパティで作成されたかどうか。
- state
-
登録されたカスタム定義の関数の現在の状態。
値:
-
0 = UNKNOWN。関数が有効なJavaでアプリケーション・プロセスにロードされているかどうかが不明です。
-
1 = NOT_LOADED。関数がどのアプリケーション・プロセスにもロードされていません。この関数を使用するには、アプリケーションのリフレッシュまたは再起動が必要になる場合があります。または、関数がJavaで有効に作成されていない可能性もあります。
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2 = LOADED。
関数は有効なJavaで、少なくとも1つのアプリケーション・プロセスでロードされています。
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3 = OVERRIDDEN。ローカル(アプリケーション)関数は、同じ名前のグローバル(システム全体の)関数で上書きされます。
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