INDENTGEN
Essbaseレポート・ライターのINDENTGENコマンドは、キューブ・アウトラインの世代に基づいて、行名列の後続の行メンバーをインデントします。
構文
{ INDENTGEN [ offset ] }
ノート
このコマンドは、キューブ・アウトラインの世代に基づいて、行名列の行メンバーをインデントします。世代のカウントは、ディメンションの最上位の1から始まります。
ディメンションの最上位が、ディメンションの第1世代です。最上位の子が第2世代になり、それ以降も同様に続きます。offsetは、後続の各世代を何文字分インデントするかを決定します。正数を指定すると、第1世代が最も左側の位置に配置されて、それ以降の各世代は右にインデントされます。負数を指定すると、最後の世代が左側に配置されます。
デフォルトでは、行グループ内のすべての世代が、相対的な世代の違いごとに-2ずつインデントされます。行グループは、感嘆符(!)が出現するまでに選択された行メンバーのグループです。各行が個別に生成された(各行メンバーの後に!がある)場合、すべてのグループは1行のみになり、このため相対的な世代の差がないためにインデントされません。
インデントは、世代の絶対的な差ではなく相対的な差に基づいているため、レポートが多数のレベル・ツリーの低いレベルのみを対象としている場合でも、すべての行名のインデントが大きく設定されて列スペースを無駄にすることはありません。offsetが指定されない場合は、デフォルト値の-2にはなりません。
デフォルト値
-2は、各レポートの開始のデフォルトです。{INDENTGEN}
例
次のレポート・スクリプトは、ギャラリで使用できるDemo Basicキューブ向けに設計されています。Chicagoレポートでは、デフォルトの世代インデントが使用され、続くBostonレポートでは、{INDENTGEN 3}
が使用されます。
<PAGE (Market, Accounts, Scenario)
Chicago Sales Actual
<COLUMN (Year)
<ICHILDREN Year
<ROW (Product)
<IDESCENDANTS Product
!
{ INDENTGEN 3 }
Boston Sales Actual
<ICHILDREN Year
<IDESCENDANTS Product
!
この例では、次のレポートが作成されます:
Chicago Sales Actual
Qtr1 Qtr2 Qtr3 Qtr4 Year
======= ======= ======= ======= =======
Stereo 2,591 2,476 2,567 3,035 10,669
Compact_Disc 3,150 3,021 3,032 3,974 13,177
Audio 5,741 5,497 5,599 7,009 23,846
Television 4,410 4,001 4,934 6,261 19,606
VCR 3,879 3,579 4,276 4,877 16,611
Camera 2,506 2,522 2,602 3,227 10,857
Visual 10,795 10,102 11,812 14,365 47,074
Product 16,536 15,599 17,411 21,374 70,920
Boston Sales Actual
Qtr1 Qtr2 Qtr3 Qtr4 Year
======= ======= ======= ======= =======
Stereo 2,450 2,341 2,377 2,917 10,085
Compact_Disc 3,290 3,034 3,132 3,571 13,027
Audio 5,740 5,375 5,509 6,488 23,112
Television 4,197 3,757 4,740 5,000 17,694
VCR 3,645 3,663 4,201 4,509 16,018
Camera 2,230 2,255 2,266 3,162 9,913
Visual 10,072 9,675 11,207 12,671 43,625
Product 15,812 15,050 16,716 19,159 66,737