SKIPONDIMENSION

Essbaseレポート・ライターのSKIPONDIMENSIONコマンドは、指定したメンバーと同じディメンションのメンバーがレポート内の次の行で変わるときに空白行を挿入します。

構文

{ SKIPONDIMENSION mbrName }

パラメータ

mbrName

単一メンバーの名前。レポートの処理中にこのディメンションのメンバーが変わるときに、メンバー変更の前に空白行が挿入されます。

ノート

ROWコマンドを使用すると、レポート側にある列内の複数のディメンションからメンバーを表示できます。レポートの各行で、これらのディメンションの1つの少なくとも1つのメンバーが変更されます。SKIPONDIMENSIONでは、ディメンションのメンバーが変わる前に空白行が表示されます。UNAMEONDIMENSIONおよびPAGEONDIMENSIONまたはそのいずれかと組み合せた場合、UNAMEONDIMENSIONが最初に処理されてその後SKIPONDIMENSIONとPAGEONDIMENSIONの順に処理されます。

次のレポート・スクリプトは、ギャラリで使用できるDemo Basicキューブ向けに設計されています。コマンド{SKIPONDIMENSION Year}では、レポートのQtr2、Qtr3およびQtr4行メンバーの前に空白行が挿入されます。

<PAGE (Market, Accounts)
Chicago Sales 
  <COLUMN (Scenario)
  Actual
<ROW (Year, Product)
{ SKIPONDIMENSION Year }
<CHILDREN Year
<ICHILDREN Audio
   !
   

前述のレポート・スクリプトの例では、次のレポートが生成されます:

       Chicago Sales Actual 

Qtr1  Stereo         2,591 
      Compact_Disc   3,150 
        Audio        5,741 

Qtr2  Stereo         2,476 
      Compact_Disc   3,021 
        Audio        5,497 

Qtr3  Stereo         2,567 
      Compact_Disc   3,032 
        Audio        5,599 

Qtr4  Stereo         3,035 
      Compact_Disc   3,974 
        Audio        7,009