SUPSHARE

Essbaseレポート・ライターのSUPSHAREコマンドは、世代名またはレベル名を使用してレポートのデータを抽出するときに、それ以降の共有メンバーのインスタンスの表示を抑制します。

構文

<SUPSHARE

ノート

SUPSHAREでは、次を使用してデータを抽出するときに、それ以降の共有メンバーのインスタンスの表示が抑制されます:

  • デフォルトまたはユーザー定義の世代名またはレベル名

  • DIMBOTTOM

  • OFSAMEGEN

  • ONSAMELEVELAS

SUPSHAREでは、スクリプトの期間表示が抑制され、その期間に1つ以上のレポートが含まれる場合があります。SUPSHAREOFFコマンドを使用して共有メンバーの表示を回復します。

デフォルト値

SUPSHAREOFFがデフォルトの動作で、共有メンバーのすべてのインスタンスが表示されます。

Sample Basicデータベースにはダイエット飲料の共有レベルがあります。共有メンバーは100-20 (Diet Cola)、200-20 (Diet Root Beer)および300-30 (Diet Cream)です。すべてがProductディメンションのレベル0メンバーです。次のレポート・スクリプトでは、共有メンバーが出力レポートに1回のみ表示されます:

{SUPMISSINGROWS}
<SUPSHARE
<PAGE (Measures, Market, Scenario)
Sales West Actual
<COLUMN (Year)
<IDESCENDANTS Qtr1
<ROW (Product)
lev0,Product
!

次のレポートに示すように、共有メンバーは1回のみ表示されます。

                  Sales West Actual 
                 Jan     Feb      Mar    Qtr1 
                ======  ======  ======  ======
100-10          1,174    1,146   1,173   3,493 
100-20            700      726     727   2,153 
100-30            465      426     413   1,304 
200-10            667      705     707   2,079 
200-20          1,203    1,209   1,209   3,621 
200-30            853      845     880   2,578 
300-10          1,102    1,127   1,133   3,362 
300-20            523      546     566   1,635 
300-30            977    1,029   1,040   3,046 
400-10          1,115    1,122   1,107   3,344 
400-20          1,032    1,065   1,100   3,197 
400-30            625      618     619   1,862

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