WIDTH

EssbaseのWIDTHレポート・ライター・コマンドは、レポートの列の幅を指定します。

WIDTHコマンドの後に列選択をせずにnumberが続く場合、numberでは、すべてのデータ列の幅が設定されます。そうでない場合、幅は、コマンドにリストされているデータ列ごとに設定されます。列番号の割当ては、最初の行名列が0から始まり、各行名列、データ列および計算済列ごとに(この順番で) 1ずつ増えます。名前や値の一部が表示されていないことを示すために列に合わせて切り捨てる必要があるメンバー名や値の後に、チルダ文字(~)が続きます。可能な場合は隣接する列のスペースを使用して切捨てが回避されます。コマンドに列番号(0,1,...)が明示的に含められている場合、名前列の幅は調整できます。または、NAMEWIDTHコマンドを使用できます。

WIDTHコマンドが使用されていない場合、列は、最も幅が広い値に合わせた幅になります。

構文

{ WIDTH number [ column1 [ column2 [ columnN ] ] ] }

パラメータ

number

文字数で表した新しい列の幅。

column1 column2 columnN

オプション。サイズを変更する列を示す番号。スペースで区切ります。値: 0から161の間、0は最初の行名列です。列番号が指定されていない場合、numberで示される幅のサイズにすべての列の幅が変更されます。

ノート

  • numberの値は、ゼロまたは正の整数である必要があります。

  • WIDTHは、列フォーマット・コマンドです。メンバーの選択で列を指定する前にWIDTHコマンドでそれらの列を指定した場合、Essbaseではその列数までレポートが拡張されます。列フォーマット・コマンドについての情報を参照してください。

  • レポート指定のメンバーを選択した後、指定したメンバーがcolumnNの数を超過しないようにします。

次のレポート・スクリプトの例は、Sample Basicに基づいています。

<PAGE (Measures, Market)
Illinois Sales
<SYM
{WIDTH 7}
{WIDTH 20 0}
     <COLUMN (Scenario, Year)
     Actual Budget Scenario
     Jan Feb Mar
<DESCENDANTS "100"
     !

前述のレポート・スクリプトの例では、すべてのデータ列が7のWIDTHに、行名ラベル列(列0)が20のWIDTHにサイズ変更されます。

                                            Sales Illinois 

                           Actual               Budget              Scenario       
                       Jan    Feb    Mar    Jan    Feb    Mar    Jan    Feb    Mar 
                    ====== ====== ====== ====== ====== ====== ====== ====== ====== 

100-10                 345    354    367    360    370    380    345    354    367 
100-20                 234    254    267    240    260    280    234    254    267 
100-30              #Missi #Missi #Missi #Missi #Missi #Missi #Missi #Missi #Missi 

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