フェデレーテッド・キューブの制限事項
一部の機能は、Essbaseフェデレーテッド・キューブではサポートされていません。
計算の制限
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ブロック計算モード(Essbase構成設定のCALCMODEがBLOCKに設定されている場合は有効になっている)は、フェデレーテッド・キューブには適用できません。計算処理は、Autonomous AI Lakehouseにプッシュされます。例外が存在し、計算がかわりにEssbaseサーバーで処理される場合は、解決順序によって依存性分析が決まります。
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ASOに基づいてフェデレーテッド・キューブでカスタム割当てを実行する場合、上書きできるのは既存の値のみです。既存の値に対する加算や減算はできません。
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集約ストレージのカスタム計算および割当ては、MDX挿入ロジックのみを使用するフェデレーテッド・キューブではサポートされています。MDX挿入について記載されているすべての制限事項は、フェデレーテッド・キューブでのカスタム計算および割当てにも当てはまります。
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Essbaseブロック・ストレージ(BSO)の計算スクリプトを実行する必要がある場合は、ピボット・ディメンションとして密ディメンションを選択します。ピボット・ディメンションが疎である場合、計算スクリプトはフェデレーテッド・キューブではサポートされません。
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次の計算コマンドは、フェデレーテッド・キューブではサポートされておらず、使用するとエラーが返されます:
- CALC AVERAGE
- CALC FIRST
- CALC LAST
- CCONV
- DATAEXPORTCOND
- DATAIMPORTBIN
- SET AGGMISSG OFF (フェデレーテッド・キューブの場合、Essbaseによって必ず
#MISSINGに統一されます) - SET CLEARUPDATESTATUS
- SET CREATEBLOCKONEQ OFF (ハイブリッド・キューブとフェデレーテッド・キューブの場合、疎ディメンションのEssbase計算は、必ずトップダウンになるため、上位レベルの親の計算になります。つまり、フェデレーテッド・キューブおよびハイブリッド・キューブでは、デフォルトの動作はSET CREATEBLOCKONEQ ONです。)
- SET FRMLRTDYNAMIC
- SET REMOTECALC
- SET UPTOLOCAL
- SET UPDATECALC ON (使用済ブロック用やクリーン・ブロック用のマーカーを使用した高機能計算は、フェデレーテッドでないブロック・ストレージ・キューブにのみ適用できます)
- THREADPARVAR
計算サポートの詳細は、フェデレーテッド・キューブの計算および問合せを参照してください。
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@MDALLOCATE関数を使用した計算スクリプトはサポートされておらず、エラー・メッセージとともに失敗します。
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フェデレーテッド・キューブでIF/ELSEIF/ELSEロジックを使用した長時間実行計算が失敗し、Autonomous AI Lakehouseから次のORAエラーのいずれかまたは両方が返される場合があります:
ORA-04036: PGA memory used by the instance or PDB exceeds PGA_AGGREGATE_LIMITORA-12805: parallel query server died unexpectedlyこのようなエラーが発生した場合は、Autonomous AI Lakehouseハードウェア構成を16個のCPUコアおよび128GのRAMに増やすことが必要になる場合があります。OCIドキュメント: インスタンスのシェイプの変更を参照してください。
データ・ロードの制限
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Essbaseからファクト表へのデータ・ロードを実行する前に、OracleではEssbaseサーバーにデータファイルをアップロードすることをお薦めします。クライアント側のデータ・ロードはサポートされていますが、時間がかかります。
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EssbaseからAutonomous AI Lakehouseにデータをロードする必要がない場合は、Autonomous AI Databaseでデータ・ツールを使用して、ファクト表へのデータ・ロードや、その他の管理タスクを実行できます。ただし、キューブ・アウトラインとファクト表が同期されていることを確認してください(「フェデレーテッド・パーティション・キューブでのメタデータに関する事前注意」を参照)。
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Essbase形式のデータ・エクスポート・ファイルをフェデレーテッド・キューブにロードすると、時間がかかる場合があります。データ・ロードを最適化するには、DBMSで書式設定されたソース・ファイルを使用します。DataExportCSVFormatオプションを指定してDATAEXPORT計算コマンドを使用すると、それを作成できます。CSV形式のファイルは、ソース・ファイルのDBMS_CLOUDパッケージ書式オプションに従っているため、より迅速にロードできます。
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データ・ロード入力ファイルで使用されるピボット・ディメンションは、ファクト表のピボット・ディメンションと同じである必要があります。
「フェデレーテッド・キューブの資格証明の設定」を参照してください。
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ワイルドカード文字を含むMaxL import文を使用して並列で複数のファイルからデータをインポートすることは、フェデレーテッド・キューブではサポートされていません。
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バッファを使用した集約ストレージ増分データ・ロードは、フェデレーテッド・キューブではサポートされていません。
機能の制限
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ブロック・ストレージ・キューブは、フェデレーテッド・パーティションをサポートするためにハイブリッド・モードである必要があります。フェデレーテッド・パーティションを含むアプリケーションの場合はASODYNAMICAGGINBSOをFULL以外の設定に構成しないでください。そのように構成すると、問合せ結果が正しくなくなる場合があり、ログに警告メッセージが書き込まれます。
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シナリオ管理はサポートされていません。
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フェデレーテッド・キューブに対する透過パーティションまたはレプリケート・パーティションは、適用できないかサポートされていません。
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MaxLではフェデレーテッド・パーティションの作成や変更はサポートされていませんが、REST APIを使用できます。
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データのクリアやリセット、データ・リージョンのクリアまたは集約のクリアのためのMaxL文およびAPIはサポートされていません。
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テキスト・リスト(別名スマートリスト)はサポートされていません
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通貨キューブはサポートされていません。
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データ監査証跡はサポートされていません。
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キューブ・イベントでのトリガーはサポートされていません。
一般的な制限
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フェデレーテッド・パーティションはEssbaseアプリケーションで移行されません。アプリケーションとキューブの別のサーバーへの移動または別のEssbaseバージョンへの移行を準備する場合は、フェデレーテッド・パーティションを削除し、新しい環境でそれを再作成する必要があります。フェデレーテッド・パーティション・アプリケーションのバックアップとリストアを参照してください。
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キューブは、一意の名前が付けられたそれ固有のアプリケーション内にある必要があります。フェデレーテッド・キューブでは、アプリケーションを他のキューブと共有しないでください。Essbaseの複数のインスタンスに同じAutonomous AI Lakehouseスキーマを使用しないでください。
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アプリケーション・ワークブックへのフェデレーテッド・キューブのエクスポートはサポートされていません(データやパーティション定義はエクスポートされません)。
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ライフサイクル管理(LCM)のインポート操作(および移行ユーティリティでのインポート)は、フェデレーテッド・キューブではサポートされていません。フェデレーテッド・パーティションは、ターゲットで手動で再作成する必要があります。
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ASOに基づくフェデレーテッド・キューブの場合、マルチレベルの保管済メンバー階層を含むディメンションをピボット・ディメンションとして選択しないことをお薦めします。動的階層を含むピボット・ディメンションを選択するか、(すべてのメンバーがレベル0保管済メンバーである)フラットな単一レベル階層の保管済階層を選択してください。
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Oracle Databaseでは列の上限が1,000個であり、ピボット・ディメンションではこの上限が継承されます。ピボット・ディメンションにおける対象となる列メンバーの数を特定して、この上限に到達しないようにしてください。ピボット・ディメンション内の可能性がある保管済メンバー組合せの数とキューブ内のディメンションの数の合計は、1,000以下である必要があります。
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Essbase管理のデータ・ストレージを使用するフェデレーテッド・キューブでは重複メンバーがサポートされますが、ユーザー管理のフェデレーテッド・キューブではサポートされません。
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可変属性、および合計以外のデフォルトの属性計算はサポートされていません。
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MDX副選択はサポートされていません。
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集約ビューの構築(MaxL文execute aggregate process|build|selection)はサポートされていません。
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データ・リージョン/スライスのマージは適用できません(データがAutonomous AI Lakehouse内にあるため)。
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MaxL文
query application APP-NAME list aggregate_storage storage_info(または同等のAPI)から返される情報が完全でないか、正確ではありません -
非対称問合せのパフォーマンスが低下する場合があります。
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ライトバック・パフォーマンス(Smart Viewからデータ更新を送信する速度など)は、送信するデータが大量にある場合は遅くなることがあります。
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フェデレーテッド・キューブまたはそのアプリケーションはサポートされていません。
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次のEssbaseアプリケーションまたはサーバー構成設定は無視されます。
- AUTOMERGE
- AUTOMERGEMAXSLICENUMBER
- DATACACHESIZE
- CALCCACHE
- CALCCACHEDEFAULT
- CALCCACHEHIGH
- CALCCACHELOW
- CALCLOCKBLOCK
- CALCMODE
- CALCNOTICE
- CALCOPTFRMLBOTTOMUP
- CALCREUSEDYNCALCBLOCKS
- CALCPARALLEL
- CALCTASKDIMS
- DATACACHESIZE
- DYNCALCCACHEBLKRELEASE
- DYNCALCCACHEBLKTIMEOUT
- DYNCALCCACHECOMPRBLKBUFSIZE
- DYNCALCCACHEMAXSIZE
- DYNCALCCACHEONLY
- DYNCALCCACHEWAITFORBLK
- ENABLE_DIAG_TRANSPARENT_PARTITION
- EXPORTTHREADS
- FORCEGRIDEXPANSION
- GRIDEXPANSION
- GRIDEXPANSIONMESSAGES
- INDEXCACHESIZE
- INPLACEDATAWRITE
- PARCALCMULTIPLEBITMAPMEMOPT
- SSAUDIT
- SSAUDITR
- SSLOGUNKNOWN
- SUPNA
- TARGETASOOPT
- TARGETTIMESERIESOPT
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フェデレーテッド・パーティションの作成は、Essbaseアウトラインに存在するレベルが多すぎる場合は
「分析ビューのフェデレーテッド・パーティションからのリモート警告: [ORA-04063: 階層にエラーがあります]」というエラーで失敗する可能性があります。 -
ピボット・ディメンションでEssbaseディメンション名またはメンバー名に使用されている名前の文字または長さがサポートされていないか、Autonomous AI Lakehouseによって特別と見なされる場合は、フェデレーテッド・パーティションの作成に失敗することがあります。これらの制限事項は、ドキュメントに記載されているEssbaseのディメンション、メンバーおよび別名の命名ルールに加えて考慮する必要があります。
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フェデレーテッド・パーティションは、Essbase Webインタフェースからのみ削除できます。キューブ・デザイナから削除することはできません。