2パス計算プロパティの設定
2パス計算プロパティは、ハイブリッド・モード以外のメンバーに適用可能で、目的の値を算出するために計算を2回行う必要があるメンバーを指定するものです。
2パス・メンバーの正しい値を得るために、アウトラインを計算してから、他のメンバーの計算値に依存しているメンバーが再計算されます。
ノート:
ハイブリッド・モード・キューブでは、2パス計算を使用しないでください。解決順のみを使用します。
2パス計算は任意の非属性ディメンション・メンバーに付与できるプロパティではありますが、機能するのは勘定科目ディメンションおよび動的計算のメンバーのみです。他のメンバーに割り当てた2パス計算は無視されます。
2パス計算はブロック・ストレージ・キューブでのみサポートされます。集約ストレージ・キューブでは、2パス計算ではなくメンバーの解決順を使用して、メンバーの計算のタイミングが制御されます。
- 「アプリケーション」ページでアプリケーションを開いて、データベース(キューブ)を開きます。
- 「アウトラインの起動」をクリックします。
- アウトラインがロックされている場合は、「アウトラインのロック解除」
をクリックします。
- 「アウトラインの編集」
をクリックします。
- アウトライン・エディタで、変更するメンバーを検索して選択します。
- メンバーを右クリックして「検査」を選択します。
- 「一般」タブの「2パス計算」フィールドで、「TRUE」を選択します。
- アプリケーション・ページで、アプリケーションを展開します。
- キューブ名の右にある「アクション」メニューから、「アウトライン」を選択します。
- 「編集」をクリックします。
- アウトライン・エディタで、変更するメンバーを検索して選択します。
- 「プロパティ」ペインで、「2パス計算」メニューを展開し、「TRUE」を選択します。
2パス計算の設定を参照してください。