9 キューブの計算

Essbaseキューブには、2種類の値が含まれます。ユーザーが入力する値(入力データと呼ばれる)、および入力データから計算される値です。

キューブは、アウトライン式または計算スクリプト(あるいはその両方)を使用して計算できます。

最も簡単な計算方法であるアウトライン計算では、キューブ・アウトライン内のメンバー間の関係およびアウトラインのメンバーに関連付けられている式をキューブの計算の基礎としています。

Essbaseブロック・ストレージ(BSO)の計算関数は、BSOアウトライン式に適用でき、それらの結果はSmart View、MDXおよびその他のグリッド・クライアントからの問合せに影響します。同じ関数を計算コマンドとともに使用して、手続き型計算スクリプトを記述できます。

計算スクリプトの計算では、キューブを手続き的に計算できます。たとえば、キューブのある部分を他の部分より前に計算したり、メンバー間でデータ値をコピーできます。

この項のトピックは、BSO計算スクリプトの計算に関する内容です: