A DBMS_SCHEDULERジョブ

DBMS_SCHEDULERパッケージは、任意のPL/SQLプログラムからコールできるスケジューリング用のファンクションおよびプロシージャのコレクションを提供します。

A.1 DBMS_SCHEDULERジョブのリスト

次の表に、Oracle Application Expressをインストールするとデータベース内に作成されるDBMS_SCHEDULERジョブを示します。

表A-1 DBMS_SCHEDULERジョブ

ジョブ名 説明 詳細

ORACLE_APEX_AUTO_APPROVAL

インスタンスの「プロビジョニング・メソッド」が「自動」に設定されている場合、ワークスペース・リクエストが2分ごとに自動的に承認されます。このジョブを他のすべてのプロビジョニング方法に対して無効にする必要があります。

ワークスペース・リクエストの管理を参照してください。

 
ORACLE_APEX_BACKUP

変更されたアプリケーションのバックアップを実行します。「アプリケーション当たりのバックアップ数」のインスタンス設定で定義された制限に従ってバックアップをパージします。設定がゼロ(0)の場合、バックアップ・ジョブは無効になります。バックアップ・ジョブは毎日0200から実行されます。

アプリケーション・バックアップの数の構成を参照してください。

ORACLE_APEX_DICTIONARY_CACHE

このジョブは毎日夜の0100に開始し、すべてのワークスペース・スキーマ表の統計およびデータ分析を収集して、Oracle Application Expressデータ・ディクショナリにキャッシュします。

データ・ディクショナリ・キャッシュが正しくない場合や古い場合は、ワークスペース・キャッシュ・レポートから手動でデータ・ディクショナリ・キャッシュを更新できます。

データ・ディクショナリ・キャッシュの表示またはリフレッシュを参照してください

ORACLE_APEX_DTLD${job-id}

SQLワークショップのデータ・ロード・プロセスでは、ORACLE_APEX_DTLD${job-id}というジョブが生成されます。ジョブは完了後に消去されます。

ジョブの実行中は、Oracle Application Express管理サービスの「アクティビティのモニター」「開発者アクティビティ」「データ・ロード・ジョブ」でそれらのジョブを表示できます。

Oracle Application Express SQLワークショップ・ガイド開発インスタンス間のアクティビティの監視と、Using データ・ワークショップの使用を参照してください

ORACLE_APEX_ISSUE_EMAILS

送信する必要があるチーム開発通知を決定します。このジョブは、1時間ごとに実行されます。

Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイドアプリケーション・バックアップの数の構成を参照してください。

ORACLE_APEX_PURGE_SESSIONS

12時間より前のセッションを消去します(デフォルト)。このジョブは、1時間ごとに実行されます。

インスタンスのセッション・ステートの管理を参照してください。

ORACLE_APEX_MAIL_QUEUE

メール・キューにあるメールを5分ごとに送信します。

Oracle Application Express APIリファレンスAPEX_MAILおよび電子メールの構成を参照してください。

ORACLE_APEX_WS_NOTIFICATIONS

30分ごとに送信が必要なWebシート通知を決定します。

Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイドWebシート・アプリケーションの作成を参照してください。

ORACLE_APEX_DAILY_MAINTENANCE

夜間のメンテナンスを毎日午前1時に実行します。このジョブはアクティビティ・サマリーをアーカイブして、ワークスペースの消去処理を実行します。

アクティブではないワークスペースの消去を参照してください。