24.10 エクスポート・ファイルのインストール

エクスポート・ファイルの作成後は、インポート後に直接インストールするか、エクスポート・リポジトリからインストールするか、SQL*Plusからインストールできます。

24.10.1 エクスポート・ファイルのインストールについて

エクスポート・ファイルをターゲットのApplication Expressインスタンスにインポートすると、ファイルはエクスポート・リポジトリに格納されます。エクスポート・リポジトリから、エクスポート・ファイルをインポート、インストールまたは削除できます。

エクスポート・ファイルを作成したら、次の方法でインストールできます。

  • インポート後:

    エクスポート・ファイルをインポートしたら、「次へ」ボタンをクリックしてインストールできます。

  • エクスポート・リポジトリから:

    エクスポート・ファイルをインポートした後、エクスポート・リポジトリからファイルをインストールします。

  • SQL*Plusから:

    エクスポート・ファイルをSQL*Plusからインストールします。

ヒント:

カスタム・アプリケーションを作成すると、アプリケーションのデプロイに必要なステップを単純化できます。

24.10.2 エクスポート・リポジトリからのアプリケーション・エクスポートのインストール

インポート後にアプリケーション・エクスポートをインストールしなかった場合は、エクスポート・リポジトリにインストールできます。

エクスポート・リポジトリからアプリケーション・エクスポートをインストールするには、次のステップを実行します。

  1. エクスポート・リポジトリにナビゲートします。
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. アプリケーション・ビルダーのホームページで、「ユーティリティ」をクリックします。
    4. 「エクスポート・リポジトリ」をクリックします。
  2. アプリケーション・エクスポートを見つけて、「アクション」列で「インストール」をクリックします。
  3. インストール・ウィザードで、次のようにします。
    1. 解析対象スキーマ - スキーマを選択します。 インストールが正常に完了した後で、アプリケーションの所有者を設定するために使用されます。
    2. ビルド・ステータス - アプリケーションのビルド・ステータスを設定します。オプションは次のとおりです。
      • アプリケーションの実行のみ: ユーザーはアプリケーションの実行のみ可能です。

        「アプリケーションの実行のみ」の選択は、他の開発者がアプリケーションを変更できないようにするために効果的な方法です。

      • アプリケーションの実行および構築: ユーザーはアプリケーションの実行を、開発者はアプリケーションの実行および編集を行うことができます。

      ヒント:

      「アプリケーションの実行のみ」を選択した場合、管理サービスにサインインしてアプリケーションをインポートした後にのみ、この設定を変更できます。

    3. 次のアプリケーションとしてインストール - オプションがあります。
      • 新規アプリケーションIDを自動割当て - 新しいアプリケーションIDが作成されます。

      • エクスポート・ファイルからアプリケーションIDを再利用 - 既存のアプリケーションIDが使用されます。

      • アプリケーションIDの変更 - 新しいアプリケーションIDを指定します。

      すべてのApplication Expressワークスペース間で一意のアプリケーションIDを指定する必要があります。

    4. 「アプリケーションのインストール」をクリックします。
    アプリケーションがインストールされます。

24.10.3 エクスポート・リポジトリからのその他ファイルのインストール

インポート後にエクスポート・ファイルをインストールしなかった場合は、エクスポート・リポジトリにインストールできます。

エクスポート・リポジトリに格納された他のエクスポート・ファイルをインストールするには、次のステップを実行します。

  1. エクスポート・リポジトリにナビゲートします。
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. アプリケーション・ビルダーのホームページで、「ユーティリティ」をクリックします。
    4. 「エクスポート・リポジトリ」をクリックします。
  2. インストールするファイルを選択して、「アクション」列で「インストール」をクリックします。
  3. 画面に表示されるステップに従います。ステップは、エクスポートのタイプによって若干異なります。

24.10.4 エクスポート・リポジトリからのファイルの削除

エクスポート・リポジトリからエクスポート・ファイルを削除します。

エクスポート・リポジトリに格納されたエクスポート・ファイルを削除するには、次のステップを実行します。

  1. エクスポート・リポジトリにナビゲートします。
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. アプリケーション・ビルダーのホームページで、「ユーティリティ」をクリックします。
    4. 「エクスポート・リポジトリ」をクリックします。
  2. 削除するファイルを選択し、「チェックした項目の削除」をクリックします。

24.10.5 SQL*Plusからのエクスポート・ファイルのインストール

SQL*Plusからのエクスポート・ファイルをインストールします。

SQL*Plusからのエクスポート・ファイルのインストール時の制限事項

SQL*Plusからエクスポート・ファイルをインストールする場合、エクスポート・ファイルはインストール先と同じユーザー・データベース・アカウントで作成されている必要があります。また、次の制限事項が適用されます。

  • データベース・アプリケーションのエクスポート:

    • アプリケーションが上書きされます。そのため、ターゲットワークスペースは、インストールするアプリケーションのIDを所有している必要があります。
  • Webシート・アプリケーションのエクスポート:

    • ターゲット・ワークスペースには、Webシート・データベース・オブジェクト設定が必要です。

    • エクスポート・ファイルは、ターゲット・ワークスペース内のWebシート・スキーマを使用してインストールする必要があります。

    • アプリケーションが上書きされます

SQL*Plusからエクスポート・ファイルをインストールするには、次のステップを実行します。

  1. SQL*Plusを起動し、インストール先のワークスペースのデフォルト・スキーマを使用してOracle Application Expressがインストールされているデータベースに接続します。
    • Windowsの場合:

      SYSTEM_DRIVE:\ sqlplus /nolog
      SQL> CONNECT <Default_Schema>
      Enter password: Default_Schema_Password
    • UNIXおよびLinuxの場合:

      $ sqlplus /nolog
      SQL> CONNECT <Default_Schema>
      Enter password: Default_Schema_Password
  2. エクスポート・ファイルを実行します。
    SQL> @f144.sql

    たとえば、エクスポート・ファイルの名前がデフォルトでf144.sqlの場合は、コマンド・プロンプトで@f144と入力します。