12.3.12 ラベル・テンプレート

ページ・アイテム・ラベルのHTMLマークアップを集中管理するには、ラベル・テンプレートを使用します。

すべてのアイテムは、オプションのラベルを持つことができます。ラベル・テンプレートを使用して、これらのラベルの表示方法を制御できます。たとえば、ユーザーに必須であることを示すイメージ(アスタリスクなど)を参照する「必須フィールド」というラベル・テンプレートを作成できます。

ラベル・テンプレートを使用すると、アイテムの先頭と末尾に追加するテキスト文字列を定義することもできます。

12.3.12.1 ラベル・テンプレート属性

この項では、「ラベル・テンプレートの編集」ページの属性について説明します。特定の属性についてさらに学習するには、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。

12.3.12.1.1 名前

「テンプレート名」は、テンプレートの名前を示します。テンプレートに翻訳が必要なテキスト文字列が含まれていることを示すには、「翻訳可能」チェック・ボックスを使用します。 「テーマ」は、テンプレートが関連付けられているテーマを示します。

「テンプレート・クラス」は、そのテンプレートに固有の用途を示します。テーマに切り替えると、あるテーマのすべてのテンプレートは、別のテーマの対応するテンプレートにマップされます。アプリケーション・ビルダーは、テンプレート・クラスの割当てによってこのテンプレート・マッピングを行います。

12.3.12.1.2 定義

定義属性は次のとおりです。

ヒント:

サポートされている置換文字列のリストおよび例は、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。

  • ラベルの前 - アイテム・ラベルの前に表示するHTMLを入力します。#ITEM_CSS_CLASSES#置換文字列は、テンプレート・オプションが定義されているテンプレートに含める必要があります。

  • ラベルの後 - アイテム・ラベルの後に表示するHTMLを入力します。このラベルはこのリージョンのHTMLの前に自動的に表示されるため、「ラベルの前」リージョンの開始タグを閉じる必要があります。

  • アイテムの前 - フォーム・アイテムの直前に表示するHTMLを入力します。これは通常、アイテムをDIVコンテナにラップするか、フォーム・アイテムの前または後にヘルプ・ボタンを表示するために使用されます。

  • アイテムの後 - フォーム・アイテムの直後に表示するHTMLを入力します。これは通常、アイテムをDIVコンテナにラップするか、フォーム・アイテムの前または後にヘルプ・ボタンを表示するために使用されます。

  • アイテム事前テキスト - アイテム属性の前のテキストとして格納されるコンテンツを書式設定するためのアイテム事前テキスト・サブテンプレートのHTMLを入力します。このサブテンプレートは、#ITEM_PRE_TEXT#の置換を使用して要素前テンプレートで参照できます。

  • アイテム事後テキスト - アイテム属性の後のテキストとして格納されるコンテンツを書式設定するためのアイテム事後テキスト・サブテンプレートのHTMLを入力します。このサブテンプレートは、#ITEM_PRE_TEXT#の置換を使用して要素後テンプレートで参照できます。

  • ヘルプ・テンプレート - ヘルプ・サブテンプレートでは、開発者がアイテム・レベルのヘルプの起動に使用されるリンクまたはボタンを定義できます。このサブテンプレートは、ヘルプが定義されているアイテムに対してのみレンダリングされます。#CURRENT_ITEM_HELP_TEXT#を使用したアイテム・ヘルプの作成についてを参照してください。

  • インライン・ヘルプ・テンプレート - ヘルプ・サブテンプレートでは、開発者がアイテムとともに即座に表示するインライン・ヘルプ・テキストを定義できます。このサブテンプレートは、インライン・ヘルプ・テキストが定義されているアイテムに対してのみレンダリングされます。

12.3.12.1.3 エラー表示

エラー表示属性は次のとおりです。

ヒント:

サポートされている置換文字列のリストおよび例は、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。

  • ラベルの前のエラー発生時 - アプリケーションがアイテムのインライン検証エラー・メッセージを表示する場合に、そのアイテム・ラベルの前に表示するHTMLを入力します。

  • ラベルの後のエラー発生時 - アプリケーションがアイテムのインライン検証エラー・メッセージを表示する場合に、そのアイテム・ラベルに追加するHTMLを入力します。

  • エラー・テンプレート - インライン検証エラー・メッセージを表示するためにレンダリングされるHTMLを入力します。メッセージ・テキストを参照するには、#ERROR_MESSAGE#置換文字列を使用します。#ERROR_TEMPLATE#置換文字列を使用して、アイテム属性の前後にエラー・テンプレートを含めることができます。

12.3.12.1.4 フィールド・コンテナ

フィールド・コンテナ属性は次のとおりです。

ヒント:

サポートされている置換文字列のリストおよび例は、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。

  • 「ラベルの前」とアイテム - ラベルおよびアイテムの前に表示するHTMLを入力します。これは、通常、アイテムをDIVコンテナまたはフィールド・セットにラップするために使用されます。「「ラベルの前」とアイテム」属性は、表グリッドを使用してフォーム・アイテムを表示しないページにのみレンダリングされます。これには、モバイル・ページ・テンプレートを使用したページが含まれます。

  • 「ラベルの後」とアイテム - ラベルおよびアイテムの後に表示するHTMLを入力します。これは、通常、アイテムをDIVコンテナまたはフィールド・セットにラップするために使用されます。後のアイテムおよびラベル属性は、表グリッドを使用してフォーム・アイテムを表示しないページにのみレンダリングされます。これには、モバイル・ページ・テンプレートを使用したページが含まれます。

12.3.12.1.5 置換文字列

このテンプレートの置換文字列の用途を一覧します。置換文字列は、サブテンプレート内でコンポーネント値を参照するために使用されます。

12.3.12.2 #CURRENT_ITEM_HELP_TEXT#を使用したアイテム・ヘルプの作成について

#CURRENT_ITEM_HELP_TEXT#置換文字列を使用すると、ページのレンダリング時にインライン・ページ・ヘルプ・テキストを作成できます。たとえば、この置換文字列を使用すると、マウスをページ・アイテム・ラベルにあわせたときにツールチップとして表示されるページ・ヘルプ・テキストを作成できます。このプレースホルダによって、コストのかかるAjaxコールを実行せずに、レンダリング時にページにヘルプ・テキストを表示できます。

ヒント:

ヘルプ・テキストが短い場合は、このプレースホルダのみが使用されます。生成されるページには常に、すべてのページ・アイテムのヘルプ・テキストが含まれます。

ラベル・テンプレートの例

ラベルの前:

<label for="#CURRENT_ITEM_NAME#" id="#LABEL_ID#">
<span class="helpText">#CURRENT_ITEM_HELP_TEXT#</span>

ラベルの後:

</label>