8.6 実行時開発者ツールバー

「開発者」ツールバーを使用すると、迅速に、カレント・アプリケーションまたは現在実行されているページを編集したり、セッション・ステートを表示することができます。

アプリケーション・ビルダーからアプリケーションを実行してページを表示する場合は、編集可能な実行中のページの下部に、実行時開発者ツールバーが表示されます。

ヒント:

実行時開発者ツールバーは、アプリケーション定義ページの「可用性」、「ステータス」属性が「開発者ツールバーで使用可能」に設定されている場合にのみ表示されます

ノート:

実行時開発者ツールバーは、ロックされたパッケージ・アプリケーション・ページまたはサポート対象外になったjQuery Mobileスマートフォン・ページには表示されません。

実行時開発者ツールバーには、次のコントロールが含まれています。

  • ホーム: ワークスペースのホームページにリンクします。ワークスペースのホームページの理解を参照してください。

  • 「アプリケーション」: アプリケーションのホームページにリンクします。アプリケーション・ビルダーのホームページの理解を参照してください。

  • 「ページの編集」: 現在実行中のページIDを表示します。ページIDをクリックして、ページ・デザイナでページを表示し、ページを編集します。

  • セッション: カレント・ページのセッション・ステート情報にリンクします。セッション・ステートの表示を参照してください。

  • デバッグの表示: デバッグ・レポートを表示します。セッション・ステートの表示を参照してください。

  • デバッグ: ページを「デバッグ」モードと「デバッグなし」モードとの間で切り替えます。「デバッグ・モードの使用」を参照してください。

  • ページ情報:

    • レイアウト列の表示: 「レイアウト列の表示」「レイアウト列の非表示」との間で切り替えます。このオプションは、レイアウトが使用され、そのレイアウトでレイアウト列の表示がサポートされ、ページに複数の列がある場合にのみ適用されます。

    • ページ・タイミングを表示: 「ページ・パフォーマンス・タイミング」ダイアログが表示されます。「コピー」をクリックして、表形式のデータをコピーし、別のアプリケーションに貼り付けます。「クリア」をクリックすると、現在のタイミング・イベントが削除されます。

  • クイック編集: 開発者が、クイック編集モードを開始するか、ライブ・テンプレート・オプションにアクセスできます。

    • クイック編集モードでのアクセス: 「クイック編集」をクリックして、目的のコンポーネントを選択すると、ページ・デザイナでそのコンポーネントに即時にアクセスできます。クイック編集モードを終了するには、[Esc]を押すかコンポーネントの外側をクリックします。

    • ライブ・テンプレート・オプションの編集: 「クイック編集」をクリックして、テンプレート・オプションを変更するコンポーネントの上にマウスを移動して、右上隅のレンチ・アイコンをクリックします。ライブ・テンプレート・オプションを変更するためのクイック編集の使用を参照してください。

  • テーマ・ローラー: カラー・ピッカーから色を選択したり値を設定することで、アプリケーションの外観を簡単にカスタマイズできます。「テーマ・ローラー」をサポートしているテーマにのみ表示されます。テーマ・スタイルおよびテーマ・ローラーの使用を参照してください。

  • 開発者ツールバー・オプション: 右端に表示され、機械の歯車のような形をしています。「開発者ツールバー・オプション」をクリックすると、実行時開発者ツールバーの表示方法を制御できます。

開発者ツールバー・オプションについて

「開発者ツールバー・オプション」をクリックすると、次のコントロールを含むサブメニューが表示されます。

  • 自動非表示: ツールバーを非表示にして、ページの表示領域を広げます。

  • アイコンのみの表示: ボタンからラベルを削除して、ツールバーを小さくします。

  • 表示位置: 開発者ツールバーの配置を制御します。オプションは、「トップ」「左」「下」または「右」です。

  • デフォルト・デバッグ・レベル: 「デバッグ」をクリックしたときにデバッグ・ログに含める詳細のレベルを指定します。

    • 情報(デフォルト): デバッグ・ログに、デフォルトまたは通常の情報量を含めます。これは、ログ・レベル4およびデバッグURL引数のYESに対応しています。
    • アプリケーション・トレース: デバッグ・ログに、レベル6までのメッセージを含めます。これは、デバッグURL引数のLEVEL6に対応しています。

    • 完全トレース: ログに最大量の情報を含めます。これは、デバッグURL引数のLEVEL9に対応しています。「完全トレース」では、リクエスト処理に時間がかかる場合がありますが、最大量の詳細が提供されます。

JavaScriptエラーの検出について

ページで1つ以上のJavaScriptエラーが発生した場合、実行時開発者ツールバーの左側に赤色のエラー・ボタンが表示されます。「自動非表示」を有効にしている場合は、実行時開発者ツールバーはエラーを示します。

赤いエラー・ボタンをクリックすると、ブラウザ・コンソールを表示する必要があることを説明するアラート・ダイアログが表示されます。エラーが解決されて、ブラウザ・コンソールがクリアされて、ページをリフレッシュするまで、赤いエラー・ボタンは表示されたままになります。