2 Oracle Application Expressのインストール要件
- Oracle Databaseの要件
Oracle Application Expressリリース20.2には、Oracle Databaseリリース11.2.0.4以上が必要です。Application Expressは、Enterprise Edition (EE)、Standard Edition (SE)およびExpress Edition (XE)を含むすべてのデータベース・エディションで動作します。Oracle Application Expressは、単一インスタンス・データベースおよびOracle Real Application Clusters (Oracle RAC)データベースにインストールできます。 - ターゲット・データベースのMEMORY_TARGETの確認
Oracle Application Expressは、システム・グローバル領域(SGA)とプログラム・グローバル領域(PGA)に少なくとも300MBあることを必要とします。 - ブラウザの要件
Oracle Application Expressでは、JavaScript対応のブラウザが必要であり、Google Chrome、Mozilla Firefox、Apple SafariおよびMicrosoft Edgeの現在のリリースおよび以前のメジャー・リリースがサポートされています。 - Webリスナーの要件
Oracle Application Expressは、Webリスナー(Oracle REST Data Services (ORDS) 19.x以降)へのアクセスを必要とします。 - ディスク領域の要件
Oracle Application Expressのディスク領域の要件はこのセクションに記載されています。 - Oracle XML DBの要件
完全開発環境をインストールする場合は、使用するOracle DatabaseにOracle XML DBをインストールしておく必要があります。インストール中またはDatabase Configuration Assistant(DBCA)によって作成された事前構成済のデータベースを使用している場合、Oracle XML DBはインストールおよび構成済です。
2.1 Oracle Databaseの要件
Oracle Application Expressリリース20.2には、Oracle Databaseリリース11.2.0.4以上が必要です。Application Expressは、Enterprise Edition (EE)、Standard Edition (SE)およびExpress Edition (XE)を含むすべてのデータベース・エディションで動作します。Oracle Application Expressは、単一インスタンス・データベースおよびOracle Real Application Clusters (Oracle RAC)データベースにインストールできます。
Oracle Databaseバージョン12.1 CDBをアップグレードする場合、My Oracle Supportから、バグ20618595の個別パッチをダウンロードする必要があります。「パッチ」タブで20618595を検索します。
2.2 ターゲット・データベースのMEMORY_TARGETの確認
Oracle Application Expressは、システム・グローバル領域(SGA)とプログラム・グローバル領域(PGA)に少なくとも300MBあることを必要とします。
データベースは通常は自動メモリー管理を使用し、そこではメモリーをサーバー・パラメータMEMORY_TARGET
で制御できます。データベースが自動メモリー管理を使用していない場合、そのかわりに手動のメモリー・パラメータ(たとえば、SGA_TARGET
、PGA_AGGREGATE_TARGET
、SHARED_POOL_SIZE
)を構成する方法を『Oracle Database管理者ガイド』で参照すると、類似した結果を得られます。
ターゲット・データベースのMEMORY_TARGET
を確認するには:
2.3 ブラウザの要件
Oracle Application Expressでは、JavaScript対応のブラウザが必要であり、Google Chrome、Mozilla Firefox、Apple SafariおよびMicrosoft Edgeの現在のリリースおよび以前のメジャー・リリースがサポートされています。
2.4 Webリスナーの要件
Oracle Application Expressは、Webリスナー(Oracle REST Data Services (ORDS) 19.x以降)へのアクセスを必要とします。
Oracle REST Data Services (ORDS)は、JavaベースのWebサーバーです。ORDSはRESTful Webサービスの発行機能と優れたファイル・アップロード機能を備えており、Oracle WebLogic ServerおよびApache Tomcatでの動作が保証されています。
2.5 ディスク領域の要件
Oracle Application Expressのディスク領域の要件はこのセクションに記載されています。
Oracle Application Expressのディスク領域の要件は、次のとおりです。
-
ファイル・システム上のOracle Application Expressソフトウェア・ファイルの空き領域: 310 MB (英語版のみのダウンロード(
apex_20.2_en.zip
)を使用する場合)および705 MB (完全ダウンロード(apex_20.2.zip
)を使用する場合)。 -
Oracle Application Express表領域の空き領域: 220MB
-
SYSTEM
表領域の空き領域: 100MB -
追加インストールした各言語(英語以外)用のOracle Application Express表領域の空き領域: 60MB
2.6 Oracle XML DBの要件
完全開発環境をインストールする場合は、使用するOracle DatabaseにOracle XML DBをインストールしておく必要があります。インストール中またはDatabase Configuration Assistant(DBCA)によって作成された事前構成済のデータベースを使用している場合、Oracle XML DBはインストールおよび構成済です。
ヒント:
インストーラは、Oracle XML DBに対して前提条件チェックを実行します。Oracle XML DBがインストールされていない場合は終了します。
ヒント:
Oracle XML DBのインストールでは、ユーザーANONYMOUSが作成されます。ANONYMOUSユーザーをデータベースから削除しなくても、Oracle Application Expressのワークスペースのプロビジョニングは適切に機能します。
ヒント:
既存のデータベースに手動でOracle XML DBを追加する方法の詳細は、Oracle XML DB開発者ガイドのOracle XML DBの管理を参照してください