38.2 Oracle Machine Learning for SQLのアップグレードまたはダウングレード
リストされているステップに従うことで、Oracle Machine Learning for SQLをアップグレードおよびダウングレードします。
38.2.2 Oracle Machine Learning for SQLのアップグレード
Database Upgrade Assistant (DBUA)を使用してデータベースをアップグレードすることも、エクスポートおよびインポート・ユーティリティを使用して手動アップグレードを実行することもできます。
38.2.2.1 Database Upgrade Assistantを使用したOracle Machine Learning for SQLのアップグレード
Oracle Database Upgrade Assistantには、アップグレード・プロセスをインタラクティブに順を追って説明するグラフィカル・ユーザー・インタフェースが用意されています。
Windowsプラットフォームでは、次のステップに従ってUpgrade Assistantを起動します。
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Windowsの「スタート」メニューに移動し、Oracleホーム・ディレクトリを選択します。
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「コンフィグレーションおよび移行ツール」メニューを選択します。
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Upgrade Assistantを起動します。
Linuxプラットフォームでは、DBUA
ユーティリティを使用してOracle Databaseをアップグレードします。
関連トピック
38.2.2.2 エクスポートとインポートを使用した機械学習モデルのアップグレード
Oracle Databaseのエクスポート機能とインポート機能を使用して、これまでに作成したモデルをエクスポートし、そのモデルをOracle Databaseバージョンのインスタンスにインポートします。
38.2.2.2.1 Oracle Machine Learning for SQLのモデルのエクスポートとインポート
Oracle Machine Learning for SQLのモデルのエクスポートとインポート。
以前のリリースのOracle Databaseインスタンスからダンプ・ファイルにモデルをエクスポートする場合は、「Oracle Machine Learning for SQLモデルのエクスポートとインポート」に示した手順を実行してください。
Oracle Databaseデータベースにダンプ・ファイルをインポートするには、次のようにします。
%ORACLE_HOME
\bin\impdp system\<password
> dumpfile=<dumpfile_name> directory=<directory_name> logfile=<logfile_name> ..... SQL>CONNECT / as sysdba; SQL>EXECUTE dmp_sys.upgrade_models(); SQL>ALTER SYSTEM flush shared_pool; SQL>ALTER SYSTEM flush buffer_cache; SQL>EXIT;
ALTER SYSTEM文
データベース・スマート・フラッシュ・キャッシュをフラッシュするには、ALTER SYSTEM FLUSH FLASH_CACHE
文を発行します。データベース・スマート・フラッシュ・キャッシュのフラッシュは、リライトされた問合せ、または同一の開始点からの一連の問合せのパフォーマンスを測定する必要がある場合に有効です。
38.2.3 アップグレード後のステップ
アップグレードされたデータベースを表示するステップを実行します。
データベースのアップグレード後、アップグレードされたデータベースのDBA_MINING_MODELS
ビューをチェックします。このビューには、新しくアップグレードされた機械学習モデルがリストされます。
アップグレードを検証し、ダウングレードの必要がないことを確認したら、初期化パラメータCOMPATIBLE
を21.0.0
に設定する必要があります。Oracle Database 21cでは、COMPATIBLE
初期化パラメータがパラメータ・ファイルで設定されていないと、COMPATIBLE
パラメータの値が21.0.0
にデフォルト設定されます。