ページ属性とスライド・マスターのアップロードおよび操作

Wordベースのレポート・パッケージのドックレット

このトピックは、Wordベースのレポート・パッケージのWordドックレットに適用されます。

Microsoft Wordベースのレポート・パッケージの場合、ドックレットのアップロードまたはチェックイン・プロセス中にオーバーライドするスタイル・サンプル属性を指定するよう求められます。

Wordベースのレポート・パッケージをNarrative Reportingで作成すると、スタイル・サンプル・ドキュメントがアップロードされます。これには、レポート・パッケージ所有者が最終レポートで使用するページ属性が含まれます。これらの属性には、ページ・ヘッダーおよびフッター、方向とサイズ、マージン、番号付けおよび位置合せが含まれます。

ドックレットをアップロードする際に、ドックレットがスタイル・サンプル・ドキュメントに照らしてチェックされ、属性が比較されます。スタイル・サンプルと異なる属性の横にアラートが表示されます。

図20-16 「ファイルのアップロード」ダイアログ・ボックス


ユーザーがサンプル・スタイル・ドキュメントの属性をオーバーライドするためのドックレットの属性を選択する「ファイルのアップロード」ダイアログ・ボックス。

デフォルトでは、ドックレットのアップロード時にドックレットの属性がスタイル・サンプル属性でオーバーライドされます。たとえば、スタイル・サンプルの方向が縦長モードでドックレットが横長モードの場合、ドックレットの方向はスタイル・サンプルにあわせて縦長モードに変更されます。図20-16に、「方向」属性の横にアラートが表示されている「ファイルのアップロード」ダイアログ・ボックスを示します。

ドックレットを横長モードに維持するには、「方向」チェック・ボックスを選択します。属性を選択すると、スタイル・サンプルの属性ではなくドックレットの属性が使用されます。

Wordドックレットをアップロードしてオーバーライドするスタイル属性を選択するには:

  1. ドックレットをまだ開いていない場合は、Smart Viewパネルでドックレットに移動し、ドックレット名をダブルクリックします。

    変更をアップロードするには、ドックレットをチェックアウトする必要があります。

  2. 「Narrative Reporting」リボンで、「アップロード」をクリックします。


    「Performance Reporting」リボンの「アップロード」ボタン

    あるいは、ドックレットをアップロードしてチェックインするには、「Narrative Reporting」リボン「チェックイン」「アップロードしてチェックイン」の順に選択します。

    「チェックイン」および「アップロードしてチェックイン」コマンドが表示されている「チェックイン」ボタンのドロップダウン・メニューを示しています。ドックレットがまだアップロードされていないため、「チェックイン」オプションが有効になっていません。

    「アップロード」コマンドと「アップロードしてチェックイン」コマンドのどちらを選択しても、「ファイルのアップロード」ダイアログが表示されます。

  3. 「ファイルのアップロード」ダイアログ・ボックス(図20-16を参照)で、オーバーライドするスタイル属性を選択し、「OK」をクリックします。

    レポート・パッケージのスタイル・サンプルと異なるドックレット内のスタイル属性は感嘆符で示されます。

  4. ドックレットのチェックインに進みます。

    あるいは、チェックアウトしたドックレットの操作を続行し、このトピックのアップロード手順を必要な回数だけ繰り返してから、ドックレットのチェックインに進むこともできます。

PowerPointベースのレポート・パッケージのドックレット

このトピックは、PowerPointベースのレポート・パッケージのPowerPointドックレットに適用されます。

Microsoft PowerPointベースのレポート・パッケージの場合、レポート・パッケージを作成すると、レポート・パッケージ所有者が最終レポートで使用するスライド・マスターおよびスライド・レイアウトが含まれるスタイル・サンプル・ドキュメントがアップロードされます。これらのスライド・マスターにより、プレゼンテーションの外観とフォーマットが決定します。ドックレットをアップロードする際に、ドックレットがスキャンされ、使用中のスライド・マスターが強調表示されます。アイコンは、スタイル・サンプル・ドキュメントにないスライド・マスターを示します。

ノート:

ドックレットをアップロードするためには、ドックレット・スライドをレポート・パッケージのスタイル・サンプル・スライドと同じサイズにする必要があります。たとえば、ドックレット・スライドが「画面に合わせる (4:3)」にサイズ設定されていて、レポート・パッケージのスタイル・サンプル・スライドが「画面に合わせる (16:9)」にサイズ設定されている場合、ドックレットをアップロードする前にドックレット・スライドのサイズを変更する必要があります。

PowerPointドックレットをアップロードしてスライド・マスターを選択するには:

  1. ドックレットをまだ開いていない場合は、Smart Viewパネルでドックレットに移動し、ドックレット名をダブルクリックします。

    変更をアップロードするには、ドックレットをチェックアウトする必要があります。

  2. 「Narrative Reporting」リボンで、「アップロード」をクリックします。


    「Performance Reporting」リボンの「アップロード」ボタン

    あるいは、ドックレットをアップロードしてチェックインするには、「Narrative Reporting」リボン「チェックイン」「アップロードしてチェックイン」の順に選択します。

    「アップロード」コマンドと「アップロードしてチェックイン」コマンドのどちらを選択しても、「ファイルのアップロード」ダイアログが表示されます。

  3. ドックレットがスタイル・サンプル・ドキュメントと同じスライド・マスターを使用する場合は、「ファイルのアップロード」ダイアログ・ボックスで「OK」をクリックしてステップ5に進みます。それ以外の場合は、ステップ4に進みます。

  4. ドックレットにスタイル・サンプル・ドキュメントにないスライド・マスターが含まれている場合、次のいずれかを実行します。

    • ドックレット・スライド・マスターをレポート・パッケージ・スライド・マスターに置き換えるには、ドックレット・スライド・マスターの名前をクリックし、それを置き換えるレポート・パッケージ・スライド・マスターを選択します。


      レポート・パッケージで使用できないスライド・マスターが表示され、レポート・パッケージ・スライド・マスターで置き換えるオプションが示されている「ファイルのアップロード」ダイアログ・ボックス。

      プレゼンテーションの一様な外観を維持するために、ドックレット・スライド・レイアウトがレポート・パッケージ・スライド・マスターにマップされます。

    • ドックレット・スライド・マスターを保持するには、「OK」をクリックしてドックレットをアップロードします。

      ドックレット・スライド・マスターを保持すると、マージされたプレゼンテーションに追加されてスライドが正しく表示されるようになります。ただし、スライド・マスターはそのドックレットでのみ使用できます。ドックレット・スライド・マスターは、他のドックレットでは使用できません。ドックレット・スライド・マスターを他のドックレットで使用する場合、レポート・パッケージ所有者はこれをレポート・パッケージのスタイル・サンプル・ドキュメントに追加する必要があります。

  5. ドックレットのチェックインに進みます。

    あるいは、チェックアウトしたドックレットの操作を続行し、このトピックのアップロード手順を必要な回数だけ繰り返してから、ドックレットのチェックインに進むこともできます。

ノート:

ドックレットをレポート・パッケージにアップロードすると、すべてのスライドがデフォルトのレイアウトにリセットされます。スライドをデフォルトのスライド・マスター・レイアウトから変更した場合、その変更はデフォルトにリセットされます。たとえば、イメージ用の場所を確保するためにスライド上のテキスト・ボックスのサイズを変更した場合、ドックレットのアップロード時にテキスト・ボックスは元のサイズにリセットされます。ただし、さらにレイアウトをドックレット・スライド・マスターに追加することが可能で、その新しいレイアウトはドックレット内に維持されます。そのため、変更したテキスト・ボックス・サイズを維持する場合は、ドックレット・スライド・マスターにそのレイアウトを追加する必要があります。

たとえば、スライド全体にわたるテキスト・ボックスが含まれる「タイトルとコンテンツ」というスライド・レイアウトを使用するドックレットを操作するとします。添付のイメージを追加できるように、スライドの半分を占めるようテキスト・ボックスのサイズを変更します。テキスト・ボックスのサイズを変更してイメージを追加し、ドックレットをアップロードしても、スライドは「タイトルとコンテンツ」のデフォルトのレイアウトにリセットされるため、テキストはイメージに重なって表示されます。かわりに、サイズ変更したテキスト・ボックスが含まれる(たとえば、「タイトル、テキストとイメージ」という)新しいスライド・レイアウトを追加します。ドックレットをアップロードすると、新しいスライド・マスターがコピーされてそのドックレット用に維持されます。

レポート・パッケージのOfficeベースのサプリメンタル・ドックレット

このトピックは、Officeベースのサプリメンタル・ドックレットに適用されます。

チェックインするOfficeベースのサプリメンタル・ドックレットをアップロードします。ただし、アップロード・プロセスで、スタイルまたはスライド・マスターを上書きする必要はありません。単純にアップロードします。

ZIPやPDFなどの他のサプリメンタル・ドックレットのファイル・タイプは、Oracle Smart View for Officeでチェックアウトされません。開くか、ダウンロードされるのみです。このため、アップロードする必要はありません。

Officeベースのサプリメンタル・ドックレットをアップロードするには:

  1. ドックレットをまだ開いていない場合は、Smart Viewパネルでドックレットに移動し、ドックレット名をダブルクリックします。

    変更をアップロードするには、ドックレットをチェックアウトする必要があります。

  2. 「Narrative Reporting」リボンで、「アップロード」をクリックします。


    「Performance Reporting」リボンの「アップロード」ボタン

    あるいは、ドックレットをアップロードしてチェックインするには、「Narrative Reporting」リボン「チェックイン」「アップロードしてチェックイン」の順に選択します。

    「アップロード」コマンドと「アップロードしてチェックイン」コマンドのどちらを選択しても、「ファイルのアップロード」ダイアログが表示されます。

  3. ドックレットのチェックインに進みます。

    あるいは、チェックアウトしたサプリメンタル・ドックレットの操作を続行し、このトピックのアップロード手順を必要な回数だけ繰り返してから、ドックレットのチェックインに進むこともできます。