リファレンス・ドックレットからの埋込みコンテンツについて
埋込みコンテンツとは何でしょうか。埋込みコンテンツは、リファレンス・ドックレットの文書作成者が作成してリファレンス・ドックレットに格納される共通のレポート・コンテンツから開始されます。この共通のコンテンツは、ドックレット文書作成者の使用可能なコンテンツになります。ドックレット文書作成者は、Oracle Smart View for OfficeまたはWebを使用して、WordまたはPowerPointベースのレポート・パッケージ内の公開されたレポートの一部であるドックレットにコンテンツを埋め込みます。
リファレンス・ドックレットの文書作成者は、レポート・コンテンツを作成し、使用可能なコンテンツとして定義します。Excelベースのリファレンス・ドックレットでは、Excelの名前付き範囲機能を使用します。Reportsベースのリファレンス・ドックレットでは、Webインタフェースを使用します。アップロードとチェックインが実行されると、コンテンツはドックレット文書作成者が使用できる状態になります。
ドックレット文書作成者は、リファレンス・ドックレットを埋込みコンテンツのデータ・ソースと考えることができます。レポート・パッケージには、複数のリファレンス・ドックレットを含めることができます。複数のリファレンス・ドックレットの使用可能なコンテンツを、レポート・パッケージ内の複数のドックレットに埋め込むことができます。
リファレンス・ドックレット文書作成者が、Smart ViewまたはWebインタフェースでリファレンス・ドックレットをチェックインするたびに、コンテンツを埋め込んだドックレットは自動的にリフレッシュされます。
ドックレット文書作成者がコンテンツを埋め込んだドックレットをチェックインするたびに、ドックレット内の埋込みコンテンツが自動的にリフレッシュされます。
レポートの基礎となるデータ・ソースが更新されると、リファレンス・ドックレットと埋込みコンテンツを含んだドックレットを次に開くかリフレッシュしたときに、変更が反映されます。
ノート:
リファレンス・ドックレット文書作成者向け: リファレンス・ドックレットはレポート・パッケージの一部であり、レポート・パッケージ内で管理されます。リファレンス・ドックレットは、レポート・パッケージ内の他のドックレットと同じようにサポートされます(ワークフロー、セキュリティ、バージョン管理など)。
リファレンス・ドックレットと埋込みコンテンツを操作するための基本的なプロセス・フローは次のとおりです:
-
レポート・パッケージ所有者が、ExcelベースおよびReportsベースのリファレンス・ドックレットをレポート・パッケージに追加します。
リファレンス・ドックレットには、レポート・コンテンツ、および名前付き範囲(Excelベースのリファレンス・ドックレットの場合)があらかじめ含まれている可能性があります。リファレンス・ドックレットとドックレットの文書作成者は、後から文書作成プロセスで名前付き範囲を追加することもできます。
-
Smart ViewまたはWebインタフェースで、Excelベースのリファレンス・ドックレットの文書作成者がレポート・コンテンツを作成し、データとその他コンテンツ(表、グラフ、チャートなど)の名前付き範囲を定義して、レポート・パッケージに組み込みます。また、リファレンス・ドックレットで使用されているフォントを検証して、コンテンツがドックレットに埋め込まれたときにフォーマットが維持されることを確認できます。
Webインタフェースでは、Reportsベースのリファレンス・ドックレット文書作成者が、表やグラフを使用可能なコンテンツとしてレポートに追加できます。
1つのリファレンス・ドックレット内に、複数の使用可能なコンテンツ・オブジェクトを作成できます。たとえば、リファレンス・ドックレットに複数の名前付き範囲を作成できます。
-
リファレンス・ドックレット文書作成者が、リファレンス・ドックレットのアップロードとチェックインを行って、ドックレット文書作成者がレポート・コンテンツを使用できるようにします。
-
ドックレット文書作成者が、リファレンス・ドックレットのコンテンツを自身に割り当てられたドックレットに埋め込みます。
Smart Viewで、Excelベースのリファレンス・ドックレットの名前付き範囲の定義のプロセスを開始します。
Oracle Enterprise Performance Management Cloudビジネス・プロセスのブック・タブで、Reportsに関するドキュメントを参照してください。