アド・ホック・シートでのExcelフィルタの操作

アド・ホックの実行で、アド・ホック操作の結果が列ディメンションのセットと同じになった場合でも、Excelフィルタは保持されます。

データ・ソース・タイプ: サポートされているすべてのOracle Smart View for Officeプロバイダ、クラウドとオンプレミス、アド・ホックのみ

たとえば、次のようにメジャー・ディメンションのメンバーでフィルタを設定します:

行ディメンション「Year」にズーム・インすると、列ディメンションに設定されていたExcelフィルタが結果セットで保持されています。これは、列ディメンションとメンバーが変更されていないためです。

一方、「Inventory」などの列ディメンション・メンバーにズーム・インすると、結果セットの一連の列が変更されて、Excelフィルタが失われます。

ガイドライン

結果セットに同じ列ディメンション・セットが表示されるかぎり、ほとんどのアド・ホック操作(「ズーム・イン」、「ズーム・アウト」、「選択項目のみ削除」、「選択項目のみ保持」、「元に戻す」、「やり直し」など)でExcelフィルタは保持されます。
Excelフィルタは、送信またはリフレッシュ後も保持されます。
「ピボット」または「POVにピボット」操作では、Excelフィルタが保持されません。
複数グリッド・シートではExcelフィルタが保持されません。たとえば、あるグリッドでフィルタを作成した後に、別のグリッドに移動してフィルタを作成すると、最初のグリッドのフィルタは失われます。

ただし、フィルタが保持される場合もあります。たとえば、隣接する2つのグリッドの開始行が同じである場合は、フィルタが保持されることがあります。このように様々なケースがあるため、複数グリッド・シートではExcelフィルタが保持されることを保証できません。