フリーフォーム・モードでの重複する別名

フリーフォーム・モードで重複する別名を操作するときは、このトピックのガイドラインおよび例を確認してください。

データ・ソース・タイプ: Planning

Planningでは、別のディメンションのメンバーの別名とディメンション内のメンバーの別名を重複させることができます。

重複する別名を使用するには、Oracle Smart View for Office 11.1.2.5.600以降を使用し、Planningバージョン16.06以降に接続している必要があります。

ガイドラインは次のとおりです。

  • 別名の重複は、ディメンション間およびディメンション内でサポートされています。

  • 別名には、メンバーと同じ名前を使用してもかまいません。

  • メンバー名は、ルールおよびフォーム設計で使用できるように一意にし、名前の競合を避ける必要があります。

フリーフォーム・モードで重複する別名を入力し、リフレッシュすると、重複の解決を求めるメッセージが表示されます。これを行うには、「メンバー・セレクタ」を使用して正しい別名を選択するか、次のフォーマットで修飾名を手入力します。

[parent_member_name].[alias]

または

[parent_alias].[alias]

サポートされているのは別名の重複のみであり、メンバー名の重複ではありません。そのため、多くのケースでは、親メンバー名を修飾子として使用すれば十分です。

ただし、[parent_alias]も重複している場合は、次のフォーマットで最初の一意の祖先まで修飾名を拡張する必要があります。

[grand_parent_member_name].[parent_alias].[alias]

または

[grand_parent_alias].[parent_alias].[alias]

たとえば、データベースに次に示すMarketディメンションとGeographyディメンションの階層があり、地域、州および都市のレベルで重複する別名があるとします。このシナリオでは、East、New York(州)、New York(都市)は、次に示すように重複する別名です。

Market                  Geography
    East                    East
       New York                New York
          New York                New York

都市であるNew YorkをMarketディメンションからフリーフォーム・グリッドに入力するとします。これを行うには、「メンバー・セレクタ」でMarketディメンションから都市であるNew Yorkを選択します。または、次のように修飾名を入力できます。

[Market].[East].[New York].[New York]