ユーザー変数の操作

ユーザー変数は、Oracle Smart View for OfficeのPOVツールバーにあるボタンから選択できます。

クラウド・データ・ソース・タイプ: PlanningFinancial Consolidation and CloseTax Reporting

オンプレミス・データ・ソース・タイプ: Oracle Hyperion Financial ManagementOracle Hyperion Planning

Oracle Enterprise Performance Management CloudまたはOracle Hyperion Planningのフォームにユーザー変数が含まれているときや、Financial Managementのデータ・フォームに選択可能なディメンション、行または列が含まれているときには、それらをSmart Viewで変更できます。

ユーザー変数のボタンをクリックすると、「メンバー選択」ダイアログ・ボックスが表示されます。そこで、ユーザー変数に適したメンバーを選択します。選択したユーザー変数に適用するフィルタがあれば、そのフィルタがロードされ、フィルタ・ドロップダウン・リストから確認できるようになります。ユーザー変数ボタンは、選択後に簡単に変更できるため、Smart ViewでフォームのPOVを変更できます。

図7-1は、Planningフォームのユーザー変数の例を示しています。この図のAllocation Expense、Allocation QuarterおよびMy Segmentは、フォームのPOVを変更するために変更可能なユーザー変数です。

図7-1 Planningフォーム内のユーザー変数の例


フォーム内のユーザー変数の例

シナリオ例として、Financial Managementのデータ・フォーム・デザイン・モードで、ディメンションにメンバー・リストまたは複数メンバー(たとえば「期間」)のどちらかを選択し、その「期間」ディメンションを@CUR関数が含まれる行または列に使用します。この「期間」ディメンションは、ユーザー変数でSmart Viewに表されるようになります。

さらに、Financial Managementデータ・フォームで相対期間機能を使用すると、同じディメンションからのメンバーを行、列およびPOVに表示できます。Smart Viewでは、相対期間のメンバーがPOVツールバーにユーザー変数として表示されます。Financial Managementの相対期間機能の使用方法と、選択可能なディメンション、行および列の設定方法は、『Oracle Hyperion Financial Management管理者ガイド』を参照してください。

フォームのユーザー変数を操作するには:

  1. Smart Viewパネルで、データ・ソースに接続してフォームを開きます。

    シートの上側のPOVツールバーに、使用可能なユーザー変数があることを確認します。選択可能なボタンは有効化されています。選択不可のボタンはグレー表示されています。

  2. ユーザー変数ボタンをクリックして、「メンバー選択」ダイアログ・ボックスを表示します。
  3. 「メンバー選択」から、選択したユーザー変数ボタンに追加する1つ以上のメンバーを選択します。

    EPM CloudおよびOracle Hyperion Planning: 「表示」ボタンの矢印をクリックして、「代替変数」を選択し、代替変数としてメンバーを選択することもできます。

  4. 「フィルタ」ドロップダウン・リストで、適用可能なフィルタを選択します(フィルタが使用可能な場合)。
  5. 「OK」をクリックします。
  6. メンバーを選択してフィルタを適用するすべてのユーザー変数ボタンに対して、ステップ3からステップ5を繰り返します。
  7. ユーザー変数ボタンを使用するには、選択したメンバーを適用するボタンをそれぞれクリックして、ドロップダウン・リストから選択します。
  8. 「リフレッシュ」をクリックして、更新されたフォームを表示します。