要件について
Oracle GoldenGateをサポートするシステムおよびデータベース・リソースの要件について学習します。
トピック:
親トピック: Oracle GoldenGateのインストール
動作保証要件とシステム要件の確認
サポートされているハードウェア構成またはソフトウェア構成で製品をインストールすることを確認します。詳細は、このリリースの動作保証に関するドキュメントを参照してください。
Oracleでは、動作保証済のすべてのシステムおよび環境で製品のパフォーマンスをテストおよび検証しています。新しい動作保証要件が確認されると、それらの要件は適切な動作保証に関するドキュメントに追加されます。新しい動作保証情報は常に発生する可能性があるため、動作保証ドキュメントはドキュメント・ライブラリの外部に保持され、Oracle Technology Networkで利用できます。
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クロス・エンディアンのサポート: ほとんどのOracle GoldenGate製品はクロス・エンディアンのレプリケーションをサポートしています。つまり、ソース・データベースとターゲット・データベースを、Oracle GoldenGateがインストールされている実際のサーバーとは異なるプラットフォーム(またはエンディアン)にできます。
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完全な動作保証の基準: Oracle GoldenGateの動作保証は、多くの場合段階的に、製品の特定の新リリースに対して行われます。通常、Oracleでは最初にOracleデータベースをサポートし、次に様々なOracle以外のテクノロジやビッグ・データのテクノロジをサポートします。場合によっては、目的のデータ・ストアがOracle GoldenGateでサポートされていても、以前のリリースの動作保証マトリックスの確認が必要になることがあります。動作保証マトリックスに記載されているプラットフォームは、完全な回帰テストが実施されるか、継続性の目的で基本的な検証が実施されるプラットフォームです。
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推論による完全なサポート: Oracle GoldenGateでサポートされている他のテクノロジには、動作保証マトリックスに明示的にリストされていないものがあります。たとえば、Oracleではチップセット、オペレーティング・システム、データ・ストア・タイプ、データ・ストアのバージョンの組合せに基づいて、テクノロジを動作保証します。これら4つの基準が満たされているかぎり、サポートを利用できます。
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オープン・ソースの互換性による完全サポート: ビッグ・データやOracle以外のデータベースなど、数多くのオープン・ソース・テクノロジがOracle GoldenGateで動作保証されています。ユーザーがオープン・ソース環境を使用しており、Azure Data Lake上のApache HBaseなど独自のインフラストラクチャをサポートするためにOracle GoldenGateが必要になる場合があります。このような場合、チップセット、オペレーティング・システム、オープン・ソース・フレームワークおよびフレームワークのバージョンがOracle GoldenGateで動作保証されていれば、Oracle GoldenGateは独自のオープン・ソース環境をサポートします。たとえばApache HBaseの場合、Oracle GoldenGateのサポートには、Oracle GoldenGateが動作保証されているApache HBaseのバージョンを確認する必要があります。そのバージョンが一部のクラウドで実行されている場合は、Oracle GoldenGateがサポートされます。これらのオープン・ソースの例(明示的に認定されていないもの)では、動作保証されたハードウェアにあるApacheなどの基本的なオープン・ソース構成を使用して、Oracle GoldenGateサポートを使用できます。ただし、ユーザーが選択する可能性のある各インフラストラクチャの組合せをサポートする義務は、Oracleにはありません。
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Java JDBCのサポート: 多くのSQL、NoSQLおよびビッグ・データ・テクノロジでは、Java JDBC機能をサポートしています。Oracle GoldenGate for Big Dataを使用すると、トランザクションを任意のJDBC準拠ドライバにレプリケーションできます。個々のドライバはパフォーマンスとメタデータの点が異なる可能性があるため、Oracle GoldenGateのJDBCサポートがすべてのJDBCドライバで機能する保証はありませんが、一般的なJDBCドライバや商用の実装はOracle GoldenGateのJDBCで動作するものがほとんどで、これらはサポートもされています。使用するテクノロジが動作保証マトリックスにないが、使用できるJDBCドライバがあることがわかっている場合は、技術的な互換性とサポートされた構成の両方がある可能性があります。
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管理対象および管理対象外のデータ・ストア: ネイティブ・クラウド・サービスなど管理されたクラウド・サービスが登場したことにより、多くのデータ・ストアと自動化されたライフサイクル、パッチ適用および他の便利な方法が利用できるようになりました。多くの場合、管理対象データ・ストアはOracle GoldenGateの動作保証およびサポートと完全互換であり、一貫性があります。ただし、クラウド・ベンダーは、Oracle GoldenGate (特にOracle GoldenGateのExtract機能)が機能の完全な互換性のために必要とする機能へのアクセスを無効にしたり、制限を設ける場合があります。Oracle GoldenGateが通常サポートしているデータ・ストアのサード・パーティのクラウド管理サービスに関する質問があり、その管理サービスがOracle GoldenGateの動作保証マトリックスにリストされていない場合は、直接Oracle GoldenGate製品管理に連絡してください。
親トピック: 要件について
オペレーティング・システムの要件
この項では、Oracle GoldenGateのサポートに必要なオペレーティング・システム・リソースについて説明します。
親トピック: 要件について
メモリーの要件
すべてのプラットフォーム
Oracle GoldenGateに必要なメモリーの量は、処理されるデータの量、実行されるOracle GoldenGateプロセスの数、Oracle GoldenGateで使用可能なRAMの量、およびオペレーティング・システムでRAMを開放する必要がある場合(通常はロー・ウォーターマークに達した場合)にRAMのページを一時的に格納するためにOracle GoldenGateで使用可能なディスク領域の量に応じて異なります。このRAMからディスクへの一時的な格納は、一般にスワッピングまたはページングと呼ばれます(以後スワッピングと呼びます)。プラットフォームによっては、スワップ領域という用語は、スワップ・パーティション、スワップ・ファイル、ページ・ファイル(Windows)または共有メモリー・セグメント(IBM for i)と呼ばれます。
最近のサーバーには、Oracle GoldenGateを実行するために十分なRAMとスワップ領域、メモリー管理システムが備わっています。ただし、Oracle GoldenGateで使用できるRAMの量を増やすと、Oracle GoldenGateのパフォーマンスおよびシステム全般のパフォーマンスが大幅に向上する場合があります。
通常のOracle GoldenGateインストールでは、RAMページからディスクへのスワッピングが過度に発生しないよう数GBのRAMが指定されます。RAMの競合が多いほど、多くのスワップ領域が使用されます。
ディスクへのスワッピングが過度に発生する場合、コミット・レコードを受信するまで各オープン・トランザクションのデータを格納する必要があるため、特にExtractプロセスにパフォーマンスの問題が生じます。Oracle GoldenGateがデータベースと同じシステムで稼働する場合、使用可能なRAMの量は、両方のパフォーマンスにとって非常に重要になります。
RAMとスワップの使用量は、Oracle GoldenGateプロセスではなく、オペレーティング・システムによって制御されます。Oracle GoldenGateキャッシュ・マネージャは、オペレーティング・システムのメモリー管理機能を利用して、Oracle GoldenGateプロセスを持続的かつ効率的に機能させます。ほとんどの場合、ユーザーは、デフォルトのOracle GoldenGateメモリー管理構成を変更する必要はありません。
Oracle GoldenGateのメモリー要件の評価の詳細は、『Oracle GoldenGateリファレンス』のCACHEMGR
パラメータに関する項を参照してください。また、Oracle GoldenGateの管理のOracle GoldenGateのパフォーマンスのチューニングに関する項も参照してください。
Windowsプラットフォーム
Windows Server環境では、実行可能なプロセス・グループの数は、非対話型Windowsデスクトップ・ヒープ・メモリーの設定と密接に関係しています。Windowsデスクトップ・ヒープのデフォルト設定では、非常に限られた数のプロセス・グループのみが実行可能です。プロセス・グループが大量であり60を超えるような場合には、次の2つの選択肢があります。
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Microsoft社の情報(Windowsデスクトップ・ヒープ・メモリー)に基づいて、レジストリの「SharedSection」フィールドの非対話型の値を調整します。
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Oracle GoldenGateホームの数を増やし、これらのホーム間で必要なプロセス・グループの合計数を分散させます。
Windowsデスクトップ・ヒープ・メモリーの変更の詳細は、Oracle Knowledge Baseドキュメント(Doc ID 2056225.1)を確認してください。
親トピック: オペレーティング・システムの要件
ディスクの要件
ディスク領域の要件は、インストールされるプラットフォーム、データベース、およびOracle GoldenGateアーキテクチャに応じて異なります。
Oracle GoldenGateのインストール・ファイルのディスク要件
Oracle GoldenGateをインストールするためのディスク領域の要件は、使用しているオペレーティング・システムおよびデータベースによって異なります。ダウンロード・ファイル、拡張ファイルおよびインストール・ファイル用に十分なディスク容量があることを確認します。これは最大2GBになる可能性があります。
親トピック: ディスクの要件
一時ディスクの要件
キャッシュ済トランザクション・データの合計がCACHEMGR
パラメータのCACHESIZE
設定を超えると、ExtractはOracle GoldenGateインストール・ディレクトリにある一時ファイルへのキャッシュ・データの書込みを開始します。Classic Architectureの場合はインストールのdirtmp
フォルダにあり、Microservices Architectureの場合はそのデプロイメントの/var/temp
フォルダにあります。
CACHEMGR
パラメータのCACHEDIRECTORY
オプションを使用して、このディレクトリに名前を割り当てます。
ノート:
CACHEMGR
は、内部的な自己構成および自己調整のパラメータです。このパラメータを変更する必要はほとんどありません。不必要に行うとパフォーマンスが低下する可能性があります。Oracleサービス・リクエストをオープンしてOracleサポートに問い合せる前に、経験的データを収集しておくことをお薦めします。
通常はオペレーティング・システムによるディスクへのスワップの方が、Extractによる一時ファイルの書込みよりも効率的です。デフォルトのCACHESIZE
設定はこれを前提としています。したがって、これに対応する十分なディスク領域が存在する必要があります。CACHESIZE
の値が超過した場合のみ、Extractがトランザクション・キャッシュ済データをファイル・システムのネームスペース内の一時ファイルに書き込むためです。システムで複数のExtractプロセスを実行する場合、ディスク要件が増大する場合があります。Oracle GoldenGateは、オープン・トランザクションを格納する十分なメモリーがないときにはディスクに書き込みます。トランザクションがコミットされるかロールバックされると、コミットされたデータは証跡ファイルに書き込まれ、データはメモリーから解放されて、Oracle GoldenGateはそのトランザクションを追跡しなくなります。1つ1つの操作後に毎回トランザクションがコミットされるときは、これらのトランザクションがディスクに書き込まれることがないため、ディスクの最小要件はありません。
ノート:
環境によってはパフォーマンスが低下する可能性があるため、OracleではCACHESIZE
を変更しないことをお薦めします。
親トピック: ディスクの要件
ディスク領域のその他の考慮事項
Oracle GoldenGateによってインストールされるファイルおよびバイナリに必要なディスク領域に加えて、Oracle GoldenGate証跡を保持するための追加のディスク領域を確保します。証跡のサイズはデフォルトで500MBですが、最大2GBのサイズで作成できます。必要な領域は、選択した証跡のサイズ、レプリケーション用に取得されるデータの量、消費された証跡がディスクに保持される期間によって異なります。証跡に割り当てられる推奨の最小ディスクは、次のように計算できます。
((トランザクション・ログのサイズ * 0.33) * 1日当たりのログ・スイッチの数) * 証跡を保持する日数
トランザクション・ログのサイズが1GBであり、1日当たり平均10個のログ・スイッチが存在する場合、Oracle GoldenGateは、この等式に基づき1日当たり3.3GBのデータを取得することがわかります。証跡を7日間保持できるようにする場合、証跡を保持するために必要なディスク領域の最小容量は23GBになります。
証跡とは、停止および処理中の作業データを格納する自己エージング・ファイルのセットです。証跡によって消費される領域は処理されるデータ量に応じて異なるため、これとは多少異なる容量が必要となる場合があります。
親トピック: ディスクの要件
ネットワーク
Oracle GoldenGateをサポートするには、次のネットワーク・リソースが使用できる必要があります。
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最適なパフォーマンスと信頼性を実現するには、特にターゲットでの低レイテンシを維持するには、最速のネットワークを使用して、すべての障害点で冗長性を導入する必要があります。
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Oracle GoldenGate Microservicesは、リバース・プロキスを使用するように構成できます。Oracle GoldenGate Microservicesには、
ReverseProxySettings
というスクリプトが含まれています。このスクリプトによって、NGINXリバース・プロキシ・サーバーのみの構成ファイルを作成します。『Oracle Fusion Middleware Oracle GoldenGateセキュリティ・ガイド』のリバース・プロキシ・サポートに関する項を参照してください。
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DNSを含むTCPおよびUDPサービスの両方を使用するようにシステムを構成します。Oracle GoldenGateはIPv4とIPv6をサポートし、これらのプロトコルのいずれか、または両方ともがサポートされるシステムで稼働します。
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Oracle GoldenGateのプロセスをホストし、Oracle GoldenGateの接続先となるすべてのシステムのホスト名またはIPアドレスを使用してネットワークを構成します。
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Oracle GoldenGateには、予約されていない制限なしのTCP/IPネットワーク・ポートが複数必要になります。必要なポート数は、構成内のプロセスの数とタイプによって異なります。必要なポートに対応するManagerプロセスの構成方法の詳細は、『Oracle GoldenGateの管理』を参照してください。
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Oracle GoldenGateのプロセスに割り当てたポートを記録しておきます。Microservices ArchitectureとManagerのデプロイメントおよびClassic Architectureでポンプを構成するとき、これらをパラメータで指定します。
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Oracle GoldenGateポートを介した接続を受け入れるようにファイアウォールを構成します。
親トピック: オペレーティング・システムの要件
オペレーティング・システムの権限
Oracle GoldenGateをインストールしてプロセスを実行するために必要なオペレーティング・システムの権限を次に示します。
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Oracle GoldenGateをインストールするユーザーには、Oracle GoldenGateソフトウェアのホーム・ディレクトリに対する読取りおよび書込み権限が付与されている必要があります。
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Windowsにインストールする場合、Oracle GoldenGateをインストールするユーザーは管理者としてログインする必要があります。
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Oracle GoldenGateのExtract、ReplicatおよびManagerのプロセスと、
oggca.sh
スクリプトを使用したデプロイメントの構成は、Oracle GoldenGateディレクトリ内のファイルとサブディレクトリに対して読取り権限、書込み権限および削除権限を持つオペレーティング・システム・ユーザーとして操作する必要があります。また、oggca.sh
プロセスには他のOracle GoldenGateプロセスを制御するための権限が必要です。 -
クラシック取得モードの場合、ExtractプロセスはREDOログまたはトランザクション・ログを直接読み取ります。オンラインおよびアーカイブの両方のログ・ファイルに読取りアクセスできるオペレーティング・システム・ユーザーとして実行する必要があります。
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ExtractおよびReplicatオペレーティング・システム・ユーザーは、Oracle GoldenGate専用にすることをお薦めします。Oracle GoldenGateのプロセスを実行するユーザーは、データベース認証の構成方法に応じて機密情報を入手できる場合があります。
親トピック: オペレーティング・システムの要件
他のオペレーティング・システム要件
Oracle GoldenGateをサポートするには、次のオペレーティング・システムの追加機能が使用可能である必要があります。
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Oracle GoldenGateユーザー・イグジットを使用するには、C/C++コンパイラをインストールします。これによって、必要な共有オブジェクトまたはDLLにプログラムが作成されます。
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Oracle GoldenGateインストール・ファイルを解凍するGzip。これがない場合は、Windowsベースの製品を使用してPCにインストールを解凍し、AIX、DB2 for iまたはDB2 z/OSプラットフォームにFTP送信する必要があります。
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DB2プラットフォームで最適な結果を得るには、高影響(HIPER)メンテナンスを定期的に適用し、現在のメンテナンス・リリースの存続期間が1年以内になるようにします。HIPERプロセスは、データの可用性や整合性に影響を及ぼす可能性のある不具合を識別します。DB2 for iおよびDB2 z/OSに見つかった不具合を修正するProgram Temporary Fixes (PTF)がIBM社から提供されます。
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WindowsシステムにOracle GoldenGateをインストールする前に、Visual Studio 2013用のMicrosoft Visual C++再配布可能パッケージとVisual Studio 2015、2017、2019用のMicrosoft Visual C++ 再配布可能パッケージをインストールします。これらのパッケージにより、Oracle GoldenGateのプロセスに必要なVisual C++ライブラリのランタイム・コンポーネントがインストールされます。
次の場所から、Visual C++ 2013パッケージのx64バージョンをダウンロードしてインストールします:
https://support.microsoft.com/en-us/help/4032938/update-for-visual-c-2013-redistributable-package
次の場所から、Visual C++ 2015、2017、2019パッケージのx64バージョンをダウンロードしてインストールします
https://support.microsoft.com/en-us/help/2977003/the-latest-supported-visual-c-downloads
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Oracle GoldenGate for Oracleをリモート・ハブ・サーバーにインストールするには、Oracle GoldenGateをインストールするオペレーティング・システム・プラットフォーム用のOracle Database 21cクライアントをダウンロードしてインストールし、クライアントの管理者バージョンをインストールする必要があります。
親トピック: オペレーティング・システムの要件
セキュリティおよびその他の考慮事項
Oracle GoldenGate Microservicesデプロイメントは、セキュリティを有効または無効にしてインストールできます。セキュリティが有効になっている場合は、自己署名証明書を使用するか提供するかに応じて、適切な構成に必要な最小限の情報がいくつかあります。Oracle GoldenGate Microservices Architectureの使用のデプロイメントの作成方法を参照してください。
Oracle GoldenGateは、特に断りのないかぎりすべてのプラットフォームの仮想化ソフトウェアで作成された仮想マシン環境を完全サポートします。仮想マシン環境にOracle GoldenGateをインストールする場合、ホスト・システムではなく仮想マシンのデータベースおよびオペレーティング・システムに適合するビルドを選択します。
ノート:
有効なサポート契約を締結し、サポートされているバージョンのOracle製品(Oracle GoldenGateを含む)を実行しているOracleのお客様は、これらの製品をVMware仮想化環境で実行する際に、Oracleのサポートを受けることができます。
根本的な問題がOracle製品に起因するものではないと判断した場合や、Oracleのサポート対象ではないコンピューティング環境で実行されていると判断した場合、Oracleではお客様にVMwareのサポートを紹介し、問題の解決に必要なサポートを提供します。
このサポート・ポリシーは、OracleまたはVMwareのライセンス・ポリシーには影響しません。
親トピック: オペレーティング・システムの要件
Windowsコンソールの文字セット
オペレーティング・システムとコマンド・コンソールの文字セットが同じである必要があります。オペレーティング・システムではある文字セットが設定され、DOSコマンド・プロンプトでは別の古いDOS文字セットを使用するMicrosoft Windowsシステムでは不一致が起こります。Oracle GoldenGateでは、オペレーティング・システムの文字セットを使用してGGSCIコマンド出力に情報を送信するため、コンソールの文字セットの不一致が原因で文字が正しく表示されません。次のDOSコマンドを使用して、GGSCIセッションを開く前にコンソールの文字セットを設定できます。
chcp codepagenumber
たとえば、chcp 437
などです。
コード・ページの概要は、https://msdn.microsoft.com/en-us/library/windows/desktop/dd317752(v=vs.85).aspxおよびコード・ページ識別子のリストhttps://msdn.microsoft.com/en-us/library/windows/desktop/dd317756(v=vs.85).aspxを参照してください。
親トピック: オペレーティング・システムの要件
Oracle GoldenGateディストリビューションの理解と入手
Oracle GoldenGateは、Oracle GoldenGateダウンロード・ページ(https://www.oracle.com/middleware/technologies/goldengate-downloads.html)からダウンロードできます。
親トピック: 要件について