1.63 EXTFILE
適用対象
ExtractおよびReplicat
説明
EXTFILE
パラメータは、SPECIALRUN
の使用時に、初期ロードExtractによって作成され、初期ロードReplicatによって読み取られるローカル・システム上の抽出ファイルを指定するために使用します。
このパラメータは、初期ロード構成に対して使用します。オンライン変更同期では、EXTTRAIL
パラメータを使用します。
EXTFILE
は、関連するすべてのTABLE
またはMAP
文よりも先に指定する必要があります。異なるファイルを定義するために、複数のEXTFILE
文を使用できます。
Replicatでは、file_name
値のみがサポートされ、オプションはサポートされません
ENCRYPTTRAIL
パラメータを使用して、このファイル内のデータを暗号化できます。詳細は、ENCRYPTTRAIL | NOENCRYPTTRAIL
を参照してください。
デフォルト
なし
構文
EXTFILE file_name [ APPEND] [, PURGE] [, FORMAT RELEASE major.minor] [, MEGABYTES megabytes] [, OBJECTDEFS | NO_OBJECTDEFS] [, TRAILBYTEORDER {BIGENDIAN | LITTLEENDIAN | NATIVEENDIAN}]
-
file_name
-
トレイルの相対名または完全修飾名。トレイル名には2文字のみを使用します。エージングされたトレイル・ファイルは、この名前に6桁の順序番号が追加されます(例:
/ogg/dirdat/ef000001
)。FORMAT RELEASE
12.2以前を使用している場合、作成するトレイル・ファイルは増分しない静的ファイルとなり、命名規則は2文字に制限されません。 -
APPEND
-
現在のデータをファイルの既存のデータに追加します。
APPEND
を使用する場合、PURGE
は使用しないでください。 -
PURGE
-
新しいファイルを作成する前に、既存のファイルを削除します。
PURGE
を使用する場合、APPEND
は使用しないでください。 -
FORMAT RELEASE
major.minor
-
Extractから、トレイル、ファイル、または(リモート・タスクの場合)別のプロセスに送信されるデータのメタデータ・フォーマットを指定します。リーダー・プロセスは、メタデータに基づいて、データ・レコードが自身がサポートしているバージョンかどうかを把握します。メタデータのフォーマットは、Oracle GoldenGateプロセスのリリースによって異なります。古いOracle GoldenGateリリースには、新しいリリースとは異なるメタデータが含まれます。
FORMAT RELEASE
では、Oracle GoldenGateのリリース・バージョンを指定します。major
はメジャー・バージョン番号、minor
はマイナー・バージョン番号です。X.xには、Oracle GoldenGateの現在または以前のGenerally Available (GA)リリースを指定する必要があります。有効な値は、12.2から現在のOracle GoldenGate X.xバージョン番号(たとえば19.1)です。リリース・バージョンは、プログラムによって適切なトレイル・フォーマット互換性レベルにマッピングされます。デフォルトは、このトレイルに書き込むプロセスの現在のバージョンです。ノート:
12.2より前のRELEASE
のリリースでは、3つの部分からなるオブジェクト名はサポートされません。ノート:
単一のExtractで複数の証跡を使用する場合は、同じRELEASE
バージョンのみが共存できます。Oracle Database 12.2以降では、次の設定がサポートされます。
-
12.1以上との互換性が設定されているOracle Database 12.2以上の非CDBの場合は、SCN値が大きいため、
FORMAT RELEASE
12.2以上がサポートされます。 -
互換性が12.2以上に設定されているOracle Database 12.2以降のCDB/PDBの場合、サポートされる
FORMAT RELEASE
値は12.3以上のみです。これは、PDBのローカルUNDO操作を使用しているためです。trx IDの一意性を保証するためにPDB番号を使用してトランザクションIDを増やす必要があります。
-
-
MEGABYTES
megabytes
-
トレイル内のファイルの最大サイズ(MB)。デフォルトは2000です。
-
OBJECTDEFS | NO_OBJECTDEFS
-
OBJECTDEFS
とNO_OBJECTDEFS
オプションでは、証跡にオブジェクト定義を含めるかどうかを制御します。この2つのオプションは、出力証跡がOracle GoldenGate正規フォーマットで書式設定され、証跡フォーマット・リリースが12.2より新しい場合にのみ適用可能です。それ以外の場合は証跡にメタデータ・レコードが追加されないため、どちらのオプションも無視されます。 -
TRAILBYTEORDER
{BIGENDIAN | LITTLEENDIAN | NATIVEENDIAN}
-
ファイル・レコードのメタデータのバイト・フォーマットを設定します。このパラメータは、列データに影響しません。12.2以上のバージョンの
FORMAT RELEASE
が指定されているトレイル・ファイルにのみ有効です。有効な値は、BIGENDIAN
(ビッグ・エンディアン)、LITTLEENDIAN
(リトル・エンディアン)およびNATIVEENDIAN
(ローカル・システムのデフォルト)です。デフォルトはBIGENDIAN
です。使用方法の詳細は、「TRAILBYTEORDER
」のGLOBALS
バージョンを参照してください。
親トピック: Oracle GoldenGateパラメータ