1.94 INSERTUPSERTS | NOINSERTUPSERTS
適用対象
Replicat。
デフォルトはINSERTUPSERTS
です。
トレイル・ファイル形式19.1では、UPSERT
操作タイプがサポートされます。UPSERT
レコードをINSERT
レコードに変換するには、古いトレイル・ファイル形式をINSERTUPSERTS
とともに使用する必要があります。
デフォルトでは、INSERTUPSERTS
を指定すると、ReplicatでUPSERTレコードをINSERTとして適用できます。行が存在する場合、Replicatはその行を新しいレコードで上書きします。
出力トレイル形式が18.1以前の場合は、INSERTUPSERTS
オプションを指定する必要があります。指定しない場合は、プライマリExtractで障害が発生します。プライマリExtractは、18.1以前のトレイルの場合、常にUPSERTレコードをINSERTレコードとして書き込むため、元はUPSERTであったINSERTレコードを適用するにはOVERRIDEDUPS
オプションを指定する必要があります。
ユーザー・イグジット・モジュールのバージョンが5以前の場合は、INSERTUPSERTS
が必要となります。ユーザー・イグジットのバージョン5以前の場合、UPSERTレコードはINSERTレコードに変換され、ユーザー・イグジット統計のレコード数も変換されます。
出力トレイル形式18.1以前がNOINSERTUPSERTS
とともに指定されている場合は、プライマリExtractで障害が発生します。ユーザー・イグジット・モジュールのバージョン6 (19.1リリースから有効)では、NOINSERTUPSERTS
が指定されている場合、UPSERTレコード・タイプおよび統計カウントがサポートされます。ユーザー・イグジット・モジュールがバージョン5以前で、NOINSERTUPSERTS
が指定されている場合は、プライマリExtract、ポンプまたはReplicatで障害が発生します。
INSERTUPSERTS
を指定してUPSERT操作をINSERTとして適用しても、統計情報ではUPSERT操作として引き続きカウントされます。
UPSERT操作タイプは、NOINSERTUPSERTS
が指定されている場合にのみ出力され、指定されていない場合はINSERTとして出力されます。
並列ReplicatおよびOracle統合Replicatでは、UPSERTおよびUPSERTから変換されたINSERTの両方がサポートされず、非統合Classic Replicatモードにフォールバックします。
親トピック: Oracle GoldenGateパラメータ