1.166 TABLEEXCLUDE
適用対象
Extract
説明
TABLEEXCLUDE
パラメータは、TABLE
およびSEQUENCE
パラメータとともに使用して、ワイルドカード指定から明示的に表と順序を除外します。ファイルまたはトレイルを指定するパラメータとの相対でのTABLEEXCLUDE
の位置によって、その効果が決定されます。トレイルまたはファイルを指定するパラメータは、EXTFILE
、RMTFILE
、EXTTRAIL
、RMTTRAIL
です。パラメータは次のように機能します。
-
TABLEEXCLUDE
指定がTABLE
またはSEQUENCE
パラメータの前、かつトレイルまたはファイルを指定するパラメータの前に配置された場合は、すべてのトレイルまたはファイル、およびすべてのTABLE
およびSEQUENCE
パラメータにグローバルに適用されます。 -
TABLEEXCLUDE
指定がトレイルまたはファイルを指定するパラメータの後に配置された場合は、そのトレイルまたはファイル、およびそれに関連付けられているTABLE
またはSEQUENCE
パラメータに対してのみ有効です。パラメータ・ファイルには複数のトレイルまたはファイルを指定でき、それぞれの後に一連のTABLE
、SEQUENCE
およびTABLEEXCLUDE
を指定します。
TABLEEXCLUDE
は、関連付けられているTABLE
またはSEQUENCE
パラメータを評価する前に評価されます。したがって、それらの出現順序による違いはありません。
ワイルドカードを使用する場合は、すべてのオブジェクトが除外されて何も取得されないような配置にしないよう注意します。たとえば、次の例は何も取得しません。
TABLE cat1.schema*.tab*; TABLEEXCLUDE cat1.*.*
ワイルドカードの解決のデフォルトはWILDCARDRESOLVE DYNAMIC
です。したがって、TABLEEXCLUDE
で除外された表の名前がワイルドカードを満たす名前に変更された場合は、データが取得されます。DYNAMIC
設定により、ワイルドカードを満たす新しい表名が検出されるとすぐに解決され、Oracle GoldenGate構成に組み込まれます。詳細は、「WILDCARDRESOLVE」を参照してください。
EXCLUDEWILDCARDOBJECTSONLYパラメータも参照してください。
デフォルト
なし
構文
TABLEEXCLUDE [container
. |catalog
.]owner
.{table
|sequence
}
-
container
. -
3つの部分からなる名前を必要とするデータベースの場合は、除外するオブジェクトを含むOracleコンテナの名前またはワイルドカードを指定します。
-
owner
-
除外するオブジェクトの所有者(スキーマなど)の名前またはワイルドカードを指定します。
-
table
|
sequence
-
除外するオブジェクトの名前またはワイルドカード指定。オブジェクト名やワイルドカードを正しく指定するには、『Oracle GoldenGateの管理』を参照してください。
例
この例では、test.tab*
はスキーマtest
内のtab
で始まるすべての表がすべてのトレイル・ファイルから除外されることを指定します。表fin.acct
はトレイルee
から除外されます。表fin.sales
はトレイルff
から除外されます。
TABLEEXCLUDE test.tab* EXTTRAIL ./dirdat/ee TABLE pdb1.*.*; TABLEEXCLUDE pdb1.fin.acct EXTTRAIL ./dirdat/ff TABLE pdb2.*.*; TABLEEXCLUDE pdb2.fin.sales
親トピック: Oracle GoldenGateパラメータ