4 修正された不具合および機能拡張

この章では、リリース時点での修正された不具合と機能拡張について説明します。

Bug番号は、BugDBチケットの番号です。特定のチケットまたは問題に関する不明点は、Oracleサポートにお問い合せください。

4.1 リリース21c (21.1.0) - 初期リリース2021年5月

バグ30032198: 一般 - パラレルReplicatがDB2 z/OS、SQL Server、MySQLで使用可能

パラレルReplicatは、DB2 z/OS、SQL Server、MySQLでサポートされます。

バグ29200958: 一般 - $OGG_HOME/lib/htdocsが150 MBで大きすぎる

デプロイメントでWeb UIコードが配置されるディレクトリが大きすぎます。

バグ32568282: 一般 - 統合Replicatで属性列をオブジェクト表のキーとしてサポート

オブジェクト表に更新または削除を適用するためにクラシックReplicatにフォールバックする統合Replicatの問題が修正されました(APPLY_PARALLELISM値が1に設定されている場合、ORA-600エラーが発生することがあります)。

バグ32746918: 一般 - Distribution ServerおよびReceiver ServerのWebインタフェースでパス認証方式を更新できる

Distribution ServerおよびReceiver ServerのWebインタフェースが拡張され、パス認証方式を変更できるようになりました。

バグ30361687: Oracle - GG_LAG_HISTORYビューが拡張され、コンポーネント・ラグが表示される

GG_LAG_HISTORYビューに、Extract、Pump、Distribution Service、Replicatなどのプロセスを含むレプリケーション・パス内の各コンポーネントのラグを示すコンポーネント・ラグ値が追加されました。

バグ27819295: Oracle - 処理中のトランザクションを待たずにADD SCHEMATRANDATAがサポートされる

処理中のトランザクションを待たずにADD SCHEMATRANDATAがサポートされます。

バグ30441675: Oracle - XAGが有効な場合、Service ManagerがDockerコンテナで起動に失敗する

--xagEnabledコマンドライン・オプションのDockerのサポートが使用できます。

バグ31941089: Oracle - TRANLOGOPTIONS EXCLUDEUSERとともに使用すると、Autonomous Database Extractの起動に失敗する

TRANLOGOPTIONS EXCLUDEUSERとともに使用するとExtractの起動に失敗する問題が修正されました。

バグ31879230: Oracle - BATCHSQLおよびCDRでReplicatエラーが生成される

CDRおよびBATCHSQLを有効にするとレコードの適用時にエラーが発生する問題が修正されました。

バグ31548760: Oracle - Autonomous Data Warehouse (ADWS)へのDBLOGINがORA-942「表またはビューが存在しません。」というエラーで失敗する

クラウド環境でRDBMSをチェックせずにAutonomous Data Warehouse (ADWS)にログインできます。

バグ32351396: Oracle - XAGを使用して同じOGG_HOMEに複数のService Managerの登録をサポート

Oracle GoldenGateは、Service Managerの起動時に論理ファイル名を使用できるように拡張されました。

バグ29397548: DB2 z/OS - ADD/ALTER HEARTBEATTABLEに対するTARGETONLY/NOTARGETONLY機能のサポート

DB2 for i、DB2 z/OS、DB2 LUWのTARGETONLY/NOTARGETONLYがサポートされます。

バグ30473323: DB2 z/OS - SHOWTRANS出力がDB2 z/OS固有になるように拡張

DB2 z/OSに固有でない情報を示すSHOWTRANS出力の問題が修正されました。

バグ25615394: DB2 z/OS - Extractを追加および変更するためのEOF有効化オプション

ADD/ALTER EXTRACTのEOF有効化オプションがDB2 z/OSでサポートされます。

バグ16814471: DB2 z/OS - 一時表からのキャプチャのサポート

一時表からのキャプチャがDB2 z/OSでサポートされます。

バグ30582001: DB2 z/OS - DB2 z/OS ExtractからTeradata Replicatへのエラー・マッピング

ターゲット表にレプリケートされるBIGINTの値が正しくないという問題を修正しました。

バグ29437485: DB2 z/OS - ログ読取りバッファにECSAのかわりに64ビットの共有共通記憶域を使用

ECSAの記憶域要件は、ログ読取りバッファの格納に64ビット共通記憶域を使用することで最小限に抑えられます。

バグ31676227: DB2 z/OS - Extractが誤ったLOGCSNトークンをトレイルに書き込む

ExtractがLOGCSNを使用して位置をリプレイできない問題を修正しました。

バグ32254188: DB2 z/OS - SPおよびUDT統計に負の数値が表示される

Extractでメインフレーム・アクセス機能のランタイム統計のレポートを長期間で出力するとレポートに負の値が表示される問題が修正されました。

バグ31962294: DB2 z/OS - IPLによってすでに割当て解除されているECSAの割当て解除を防止

ECSAがIPLによってすでに割当て解除されている場合に、Oracle GoldenGateがそのプロセスによって所有されていないECSAを削除する可能性がある問題が修正されました。

バグ31255253: DB2 z/OS - タイムスタンプがキーの一部である場合にExtractのフェッチが失敗する

タイムスタンプがキーの一部であるか、主キーがなく、すべてのキーにタイムスタンプが含まれる場合のソース・レコードのフェッチが修正されました。

バグ31923063: DB2 z/OS - SP/UDFのバージョンを確認し、正しくない場合は停止するExtractの変更

DB2 z/OSで問題が発生する可能性がある、誤ったバージョンのDB2 SQLプロシージャおよびExtractをユーザーが誤使用することから保護します。

バグ31541257: DB2 z/OS - DB2 z/OS実行可能ファイルとの不一致によるLPARのクラッシュに対する保護

リモート・ストアド・プロシージャを定義し、誤って以前のバージョンのモジュールを使用してリモート・コードに名前を付けた場合にDB2 z/OSシステムで異常終了する可能性がある問題が修正されました。

バグ30872061: Maria DB - Amazon RDS for MariaDBのリモート・キャプチャおよび配信の動作保証

Amazon RDS for MariaDBのリモート・キャプチャおよび配信がサポートされます。

バグ31690247: MySQL - JSONデータ型のキャプチャおよび配信のサポート

JSONデータ型のMySQLキャプチャおよび配信がサポートされるようになりました。

バグ32078366: MySQL - ハートビート範囲値/メッセージがドキュメントのバグの説明と一致しない

個々のコンポーネントに負の値を使用するとエラーが発生するALTER HEARTBEATTABLEコマンドの問題が修正されました。

バグ31346319: SQL Server - OracleGGTranTables表でのPAGE圧縮の有効化

SQL Server CDC Extractで使用されるOracleGGTranTables表は、非常に大きくなる可能性があります。

バグ31487146: SQL Server - TRANDATAで1000を超える表が有効化されている場合にExtractが異常終了する

Extractパラメータ・ファイルでtrandataによって1000を超える表がリストされている場合にCDCオブジェクトのバージョン整合性をチェックしようとするとExtractが異常終了する問題が修正されました。

バグ32335569: SQL Server - 主キーの一部としてCHAR/VARCHAR列がある場合、Replicatで削除および更新の適用に時間がかかる

VARCHARキー列がNVARCHARとしてバインドされることによる索引シークに起因するパフォーマンスの問題が修正されました。

バグ32108804: SQL Server - SQL Serverタイムゾーン・オフセットのReplicatで正しい値が表示されない

ローカルの日時がタイムゾーン・オフセットなしで表示される問題が修正されました。